千夏
菜穂
千夏
菜穂
千夏
千夏
菜穂
千夏
千夏
菜穂
私は目を合わさないように下を向いた。
千夏
千夏は私の顔をじろじろと見てきた。
千夏
菜穂
千夏
菜穂
千夏
菜穂
千夏
千夏
菜穂
千夏
菜穂
千夏
菜穂
菜穂
千夏
千夏
菜穂
菜穂
菜穂
千夏
菜穂
休みの日。
私は直弥君と駅前のデパートに来ていた。
デートだけど、メイクは出来ないから、せめてものオシャレでミニスカートを履いて、お気に入りの月のモチーフのネックレスをつけていた。
菜穂
菜穂
歩いていると、洋服屋の前を通りかかった。
菜穂
私は飾ってある赤いワンピースに駆け寄った。
それを手に取り、体にあてる。
菜穂
直弥君に向かってそう訊いた。
直弥
直弥君は渋い表情をした。
直弥
菜穂
直弥
そう言って、直弥君は店内を歩き回った。
菜穂
直弥君は服を持って、戻ってきた。
直弥
見ると、白いシャツとジーンズだった。
菜穂
直弥
菜穂
私はとっさにそう答えた。
直弥
菜穂
直弥
直弥君は上機嫌でそれをレジへ持って行った。
菜穂
菜穂
菜穂
買い物の後、私たちは喫茶店に移動した。
テーブル席に、向かい合って座った。
直弥
直弥君はおもむろに言った。
菜穂
菜穂
直弥
菜穂
直弥
直弥
菜穂
直弥
菜穂
直弥
菜穂
菜穂
直弥
菜穂
直弥
直弥
菜穂
直弥
菜穂
直弥
菜穂
言い返そうと思ったけど、何て言えばいいか分からなかった。
私はただ俯いた。
直弥
菜穂
直弥
菜穂
直弥
直弥君は笑顔でそう言った。
私は戸惑いつつも、頷いた。
デート終わり、田んぼ沿いの道を、私はトボトボと歩いていた。
直弥君は予備校に行くため、先に帰った。
菜穂
手に持っていた紙袋を見た。
買ってもらった、シャツとジーンズが入っていた。
菜穂
私は溜め息をついた。
ふと、田んぼの傍にある草むらを見ると、誰か寝ていた。
それは、稜太だった。
菜穂
私はそう声を掛けた。
稜太
稜太は驚いた様子で、目覚めた。
私は稜太の隣に座った。
稜太
菜穂
稜太
稜太はこっちを見ずに、田んぼを見ていた。
稜太
菜穂
稜太
菜穂
稜太
ボーっと稲を見ていると、稜太がこっちをじっと見ているのに気づいた。
菜穂
稜太
稜太は、ネックレスを指差して言った。
稜太
菜穂
菜穂
菜穂
そうやって、二人で田んぼを見ていた。
菜穂
菜穂
私は相沢稜太のことを、気になっている自分に気づいた。
コメント
3件
こういう爽やか系?の恋愛が書けるの、 尊敬します…っ! 続きが凄く楽しみです!✨✨✨