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ある日、放課後の時間帯。
店内は学生や常連客でほぼ満席になっていた。
オーダーを取って、コーヒー淹れて、ケーキを出して…
目まぐるしく動き回っていると、ふと視線を感じる。
rindou
カウンターの端で、竜胆さんが静かに声をかけてきた。
sumire
sumire
sumire
rindou
rindou
その言い方が妙に柔らかかった。
混んでる時は普通”まだ?”とか”遅い”とか文句を言う人もいる
でも彼は、静かにコーヒーが来るのを待っていた。
sumire
sumire
そう思った瞬間から、竜胆さんの存在は私の中で変わり始めていた。
ただの”派手髪のお兄さん”じゃなくて——
“心のどこかを揺さぶる存在に”
この喫茶店に通い始めてから長く時間が経った。
俺も常連客と言えるほどに通ってる。
って言ってもあの子に会いに来てるって感じ
rindou
sumire
sumire
sumire
sumire
sumire
sumire
今日はやけに忙しくて菫さんもため息が多く見れた。
俺はこの女の子に恋をしてる。
疲れて慌ててる様子でさえ可愛く見えた。
rindou
rindou
sumire
sumire
sumire
rindou
rindou
こんなに通っても、声を掛けても俺は1人の客に過ぎない。
でも諦めることは出来なかった。