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なんでいいねついてないの?なんでさいこーじゃ
ある夕方。
いつものように竜胆さんがくるのを待っていると、見慣れない男が先に入ってきた。
長身で、竜胆さんによく似た雰囲気。
でもどこか余裕のある笑みを浮かべていた
直後に入ってきた竜胆さんに、その男は声をかけた
rindou
ran
彼は灰谷蘭——竜胆さんのお兄さんだった。
そして、カウンター越しの私をちらりと見て、にやりと笑う。
ran
ran
rindou
rindou
ran
竜胆さんの耳が赤く染まっていく。
それを見ているこっちまで顔が熱くなる。
sumire
sumire
胸がどきどきして止まらない。
それからしばらく、竜胆さんと目を合わせることは出来なかった。