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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

エリック

申し訳ありませんでござる

ムネーモシュネー

エリックでもダメなの?

エリス

もう、役立たず!

ムネーモシュネー

良いわ、これも時間稼ぎのひとつよ

ムネーモシュネー

エリックが稼いでくれた時間でティファレトの王子を洗脳することができたわ

エリック

そうですか、とても光栄でござる

エリス

さすがムネちゃん!

エリス

んで、エリックはどうする?

エリス

用済みだし始末する?

エリック

拙者は任務を果たせなかった、だから始末される覚悟はできているでござる

ムネーモシュネー

確かに魔導師を殺し損ねたし始末しても良いが…

ムネーモシュネー

まだ使えるわ

エリック

なんと…?!

エリス

ムネちゃんにしては意外だね!

エリック

ありがたきお言葉でござる

ムネーモシュネー

ひとつ、任務を与えるわ

ムネーモシュネー

クリフォトの入口を見つけてくること

エリス

クリフォトなんか見つけてどうするのよ?

ムネーモシュネー

現実を実感して貰うのです

ムネーモシュネー

そしてクリファを完全なものにする

エリス

てことはクリファは……

ムネーモシュネー

エリスの思ってる通りよ

ムネーモシュネー

だからお願いね、エリック

エリック

…承知しましたでござる

エリックはその場から去っていった

ムネーモシュネー

さて、わたしたちはティファレトへ進行する準備をしましょ

エリス

そうだな!

エリス

もっと国民の戦力と技術を学んでセフィロトを滅ぼすぞー!

アン

ここがコクマー?

セレナ

分かってはいたけどこんなに本が詰まってるなんて!!

一同はコクマーに到着し、アンはアットを降ろす

床や壁、天井までもが本で埋め尽くされている

エドガー

これ逆に探すの大変じゃね…?

アン

た、確かに……

セレナ

そこは休憩がてら手分けして探しましょうよ!

ウッド

そうだな、けど俺たちは一旦現実に戻るね

アン

おっけー!

アン

セレナ、2人で頑張ろ?

セレナ

アットはまだ寝てるの…?

アット

( ˘ω˘ )ンゴォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!

エドガー

寝てるみたい…w

エドガー

んじゃ、しばらくは2人で頑張ってくれよっ!

ウッドはフォレースを使い、2人は彼方の世界に向かった

本を探しながら、2人は楽しく会話をする

アン

ねえねえセレナ?

セレナ

どうしたの…?

アン

ウッドさんのことどう思ってる?

セレナ

ふ、ふぇ…!?

セレナ

急にどうしたのよ…

アン

だってさ、最近セレナったらウッドさんとよく絡んでると思ったから〜

セレナ

なるほどねぇ…

セレナ

ウッドさんはとても勇敢で優しい人だよ

アン

そうね、初めて会った時もゲブラーを助けてくれたもの…

セレナ

性格も仲間思いのところも、ほんと王子に似ているから…

セレナ

もちろん王子も好きよ…けど今はウッドさんもそれぐらい──

アン

それぐらいぃ……?

セレナ

……いや、何でもない!

アン

そこははっきり言いなさいよー!

セレナ

まだ言えないよ

セレナ

セフィロトが平和に戻って、王子も見つからなかった時に…言う

アン

きっと上手くいくよ!

アン

でもどちらにしろ王子を探すのが先だけどね…

セレナ

( * ॑˘ ॑*  )゙ウンウン

セレナ

見てこれ「予知の書」だって!

アン

予知の書!?

アン

予知が自然と書かれるあの予知の書が!?

セレナ

うん!!

セレナはページをめくる

セレナ

「ティファレトに行く時、魔導師が彼方の世界に行くのならば助けに行くべし」

セレナ

魔導師ってウッドのことかな…?

アン

多分そうだろうね…

アン

彼方の世界では悲惨なことになっているの?

セレナ

そこまでではないと思うけど住みにくいとは言ってた!

アン

なるほど…

アン

そのことは2人に言うの?

セレナ

ううん、予知を伝えてしまったら世界がおかしくなるかもだから言わない

アン

なら私たちだけで覚えておきましょ!

セレナ

うん、秘密ね!

アン

……あれ、これじゃない!?

セレナ

どれどれ…!?

アンはボロボロな表紙の本を取り出す

アン

「神が創るセフィロト」という本なんだけど…

アン

筆者がどこにも書いてない…

セレナ

もしかしてデウス様が直接書いた本なのかも!!

アン

有り得る!早速見てみよう!

アンはパラパラとページをめくり、気になるところで手を止めた

アン

「わたくしはダアトに住み着く、そこはどの国からも見つけることはできない」

アン

「しかし、わたくしはケセドのどこかにヒントを隠した」

アン

「コクマーは何でも分かるが、居場所は教えるわけにいかない」

セレナ

日記みたいね…

アン

そうね、とりあえずケセドに行けばなにか掴めるかもしれない!

セレナ

……あっ、待って!

セレナはアンがめくっている手を押さえる

アン

どうした…?

セレナ

「この世界に必要ないエネルギーが出来上がってしまった、これをクリファと呼ぼう」

セレナ

「ケテルにこれを封印し、自我を持たない限りこの世界は平和だ」

セレナ

これもある意味情報だよね!?

アン

逆に言えばクリファが自我を持ったから戦争がおきてるの?

セレナ

そうなる、しかもクリファは一部色が薄かったし…

セレナ

その一部が自我を持ったのかも!

アン

特大情報でしょこれ…

アン

デウスに会う目的が増えたわね

セレナ

うん、自我を持ったクリファの一部がどこにあるかを教えてもらう!

セレナ

でもまずはケセドね!

アン

ケセドってでも吹雪が酷いわよね?

セレナ

そうだけどなんとかなるよ!

セレナ

セフィロトを救うためなら何でもする!!

アン

セレナったら…w

アン

こうなったらここでしっかり準備しよ!

セレナ

٩(๑•̀ω•́๑)۶ おー!

アット

(´-﹃-`)むにゃむにゃ…

そのタイミングでアットが起きた

マルクトでは戦争が勃発していた

エリス

争え争えー!!

エリス

弱者は国のために死ね、強者は勝ち残れ!

国民

とりゃぁああああ!

国民

死ね死ね!!

国民

やめて、まだ死にたくない!!

国民

スキありっ!

国民

うぎゃぁぁぁぁあああああああ

国民

ぎゃぁぁあああああああああ

あちこちに響き渡る絶叫、もはやデスゲームである

マルクトは弱者に救いが無い独裁国家である

エリス

さぁ、作戦決行までどれぐらい生き残ってるかな?

エリス

ギャハハハハハハハハハハハハハハ

国民

お前……殺してやるっ!

エリス

あら、王に対抗するなんて勇気あるねぇ

エリス

いいわ、相手してあげる!〈セリュラ・ペイン〉

国民

どはっ……

国民

くっ…さすが王……

大量の血が吐き出るが、止まらない

エリス

ほらほら次はいきなり心臓いくよ?

エリス

グチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャ!

国民

ぁあがっ────

エリス

にしてもここの民はみんな弱い、早く魔導師と戦いたいわ!

エリス

アタイだって楽しみたいんだから!

エリック

エリス女王…

エリス

難を逃れたエリックじゃない

エリス

そこで何をしている?

エリック

クリフォトの入口を見つけたでござる!

エリス

……何ですって!?

エリック

マルクトならばどこにいても念じるだけでクリフォトの入口が開かれるでござる

エリス

よく見つけたわね!

エリス

今すぐムネちゃんに伝えなさい!

エリック

了知したでござる

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