セフィロトの樹

一方現実では──

♪ ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾊﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ↑

学校のチャイムみたいな放送が入る

エドガーさん、至急社長室にお越しください

大事なお話があります

♪ ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾊﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ↓

男性の声が社内に響き渡った

社員たちの鋭い視線がエドガーに向けられる

エドガーは渋々仕事を後回しにし、エレベーターに乗って社長室に向かった

ウッドはエドガーの後を追うようにエレベーターに向かおうとした

突然とウッドの頭に布の袋が覆われる

袋の中からガスが溜まり、ウッドは意識を失った

そのままウッドをどこかに連れて行く

そう言うとデビットは何やらマスクをかぶる

プシュ─────

エドガーはその場に倒れる

ウッドは覆われていた袋を剥ぎ取る

あったりー！！

機械音とともに壁や天井が開いていく

あっという間に

空が広がっていた

目の前には何故か巨大扇風機が置かれていた

取締役たちが言い争いをしている間に巨大扇風機を何とかしようとする

しかし

デビットの圧に、ドミニクは巨大扇風機を起動させる

ウッドはそのまま後方へと吹き飛ばされる

ドミニクは機械をいじり、さらに風が強くなる

ウッドはエドガーにフォレースを投げ渡す

ウッドは巨大扇風機の前に堂々と立つ

ウッドは目の前にバリアを張る

そのバリアは風を反射し、巨大扇風機の機能を低下させる

エドガーは先にセフィロトに向かう

その一言でウッドの堪忍袋の緒が切れた

ゴｫｵｵｵｵｵｵｵｵｵ──

巨大扇風機の前に屋上の床が盛り上がり、風を塞ぐ

その際ウッドはバリアを解除する

ウッドは待つことなくフォレースの中に吸い込まれていった