/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
数年後
ラリー《ラク》
……
国王
おい、ラリー
ラリー《ラク》
国王様…
国王
お前の部屋から、こんなものが出てきたんだが
ラリー《ラク》
？何ですか、その糸は
国王
こんな物、要らないだろ
国王
処分しろ
ラリー《ラク》
かしこまりました
シャイナ《しにがみ》
♪〜
王女《りな先輩》
ねぇ、シャイナ？
シャイナ《しにがみ》
あら、お母様ではないですか
シャイナ《しにがみ》
どうかされましたか？
王女《りな先輩》
あなたの部屋に、この様な物が落ちていたの
シャイナ《しにがみ》
これは…灰色の糸？
シャイナ《しにがみ》
私、この様な色はあまり好きではありません…変ですね…
王女《りな先輩》
どうするの？
シャイナ《しにがみ》
処分させて頂いても？
王女《りな先輩》
わかったわ
国王
時は満ちた
国王
ついに、あの忌々しき夏鄙と決着をつけようぞ
ラリー《ラク》
……
国王
ラリー、お前の活躍には期待してるぞ
ラリー《ラク》
はっ、期待に応えられる様、命をかけて、父上様の為に、闘います
国王
夏鄙は…絶対にぶっ潰してやる…
ラリー《ラク》
……
王女《りな先輩》
ついに、この時が来ました
王女《りな先輩》
我々は今までの努力を無駄にしない為に、冬華と決着をつけるのです
シャイナ《しにがみ》
……
王女《りな先輩》
特にシャイナ、貴女は誰よりも努力してきました。その成果を発揮できる様、頑張りなさい
シャイナ《しにがみ》
はい、お母様
シャイナ《しにがみ》
この国の人々を守る為、精一杯頑張ります
王女《りな先輩》
冬華は…絶対にこの手で滅ぼしてみせる…
シャイナ《しにがみ》
……
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ラリー《ラク》
っはぁ…はぁっ…
ラリー《ラク》
クソっ…毒かｯ…
ラリー《ラク》
油断したｯ…
ラリー《ラク》
と言うか…
ラリー《ラク》
此処は…どこだ
ｶﾞｻｶﾞｻｯ
ラリー《ラク》
っ⁉︎誰だっ‼︎
シャイナ《しにがみ》
っ…
ラリー《ラク》
貴様は…夏鄙の…
シャイナ《しにがみ》
っ！貴方は、冬華の…！
シャイナ《しにがみ》
その傷っ！
ラリー《ラク》
っ！近寄るな‼︎
シャイナ《しにがみ》
貴方、毒を？
ラリー《ラク》
ｯ…それが、どうした
ラリー《ラク》
まんまと毒を食らった俺を、嘲笑うのか？
ラリー《ラク》
それとも、この前放っておいて、苦しませながら殺すのか？
ラリー《ラク》
それとも、貴様が手を下すのか？
シャイナ《しにがみ》
っ…そんなこと、しようとは考えておりません
シャイナ《しにがみ》
私は、貴方とお話をしたいのです
シャイナ《しにがみ》
この戦争が終わった後、生きていたら、貴方はどうするおつもりで？
ラリー《ラク》
……
ラリー《ラク》
…勝ったら、このまま
ラリー《ラク》
負けたら、自害する
ラリー《ラク》
忠誠を誓うくらいなら、死んだ方が何倍もマシだ
ラリー《ラク》
まぁ、毒を食らってるからな、どうせこのまま死ぬだろう
シャイナ《しにがみ》
ｶﾁｬ💉
ラリー《ラク》
何だ、それは
シャイナ《しにがみ》
これは、あなたの食らった毒の解毒剤です
シャイナ《しにがみ》
私と、手を組みませんか？
ラリー《ラク》
は？
シャイナ《しにがみ》
私は、このままでは駄目だと思っております
シャイナ《しにがみ》
このまま、どちらかが勝って、国が１つになっても、負けた住民や兵士と、勝った兵士や住民て２つに割れてしまうでしょう
シャイナ《しにがみ》
それだと、その国はすぐに潰れてしまします
シャイナ《しにがみ》
そこでですね？
シャイナ《しにがみ》
私達の親、つまり、貴方の父と私の母を殺すのです
ラリー《ラク》
なっ⁉︎
ラリー《ラク》
りょ、両方殺すのか⁉︎
ラリー《ラク》
そしたら、その後はどうするのだ‼︎
シャイナ《しにがみ》
私と、貴方が、その地位を受け継ぎます
シャイナ《しにがみ》
そしたら、友好関係を結びましょう
シャイナ《しにがみ》
そうすれば、二つの国の間で、平和が訪れるでしょう
シャイナ《しにがみ》
どうです？
ラリー《ラク》
……
ラリー《ラク》
…フフw
ラリー《ラク》
ハハハハww！
ラリー《ラク》
何だその考えはw！
ラリー《ラク》
面白いではないか！w
ラリー《ラク》
俺もその作戦とやらに協力させてくれ!
シャイナ《しにがみ》
交渉成立ですね
ラリー《ラク》
あぁ！よろしく頼む！
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
