司
…
司
類
司
類
類
類
類
司
類
類
類
類
類
司
類
類
類
類
類
司
類
類
類
類
類
司
類
類
司
類
司
司
司
司
類
司
司
力なく呟いた君が
いつの間にか視野から消えていた
類
ちょっと、類!?
類
司は!?
類
何ぼーっとしてんの!
早く追いかけよ!?
類
学校
街中
公園
そこらじゅうを手分けして探した
でも、
彼は、見つからなかった
類
焦り
今の感情を一言で表すならばこれだろう
彼は
彼はどこに、
ふと、浮かんだ場所
▹屋上 ワンダーステージ
どっちへ、行こう
きっと─
辛いことも楽しいこともあった
僕らの思い出が詰まった─
▸ワンダーステージへ
肺が痛い
息も辛い
疲れた
もう走れない
でも、
止まってしまったらもう二度と彼に会えない
類
居ない?いや、そんなはずは─
待て、これは本当に彼の望むことなのか?
ただの独り善がりなのか?
分からない
彼に何をしてあげることが正解なんだ?
このまま、
彼に恩も返せず終わってしまうのか?
嫌だ
そんなことは─
足に、力が入らない
類
類
もう、動けない…
俺は、屋上へと続く階段を駆け上がっていた
無心で上を目指した
時には躓いたが、
それでも上を目指した
だが、いい加減疲れてきた
少し、少しくらい休んだって…
だけど、その『少し』が許されないような気がした
だから、無心で頑張った
ある時ふと正気に戻った。
「こんなことして疲れるくらいなら…」
と
だからもう、
逃げるんだ。俺は
少しでも気を逸らそうと、
俺は気に入っていた音楽を再生した
無意識にメロディをなぞる
ふと気づく。
“この曲、アイツらとショーをした時の─”
何故だか視界が悪い
司
こんなのはもう終わらせよう。
俺は、曲のプレイリストを削除した
司
空は暗がり始めていた
空がまだ明るいせいで。街灯が煌びやかなせいで。
多くの星は隠れていた
でも、ただ1つ。
独りぼっちでも輝いている星があった。
俺もあんなふうになりたかった
『美しい』が混ざりあった空に、
最後の笑顔をプレゼントする
1つ。深呼吸をする
俺は体を空に溶かした
END1
「崩れゆくセカイには」
コメント
6件
頑張れ!!!
エンドの名前が、大好き