敵殺し屋を倒した数時間後、夢主は三途に連れられ、梵天のアジトへと足を踏み入れていた。
部屋の空気は、重い。
けれど夢主はドレスのまま、怯えも遠慮もなく立っている。
三途春千夜
三途春千夜
白鷺 真白
白鷺 真白
その中の一人、長身の青年──鶴蝶が、壁に背を預けたまま言う。
鶴蝶
三途春千夜
今度はテーブルに肘をついていた男、九井一が不機嫌そうに眉をひそめる。
九井一
九井一
三途春千夜
三途春千夜
白鷺 真白
三途春千夜
三途春千夜
三途がニヤついた顔で言うと、隣のソファにいた金髪──灰谷蘭が面白そうに笑った。
灰谷蘭
灰谷蘭
灰谷竜胆
と、ソファの肘掛けに腰かけた弟・灰谷竜胆がニヤッと目を細める。
白鷺 真白
白鷺 真白
灰谷竜胆
白鷺 真白
部屋の空気が少しだけざわつく。
三途春千夜
三途春千夜
鶴蝶
鶴蝶
白鷺 真白
三途春千夜
三途春千夜
九井一
だが──その中で、一番奥に座っていた男がようやく口を開いた。
マイキー
白鷺 真白
白鷺 真白
白鷺 真白
マイキーは少しの沈黙のあと、ひとことだけ言った。
マイキー
その言葉を合図にしたかのように、九井が書類を出し、鶴蝶は手帳を閉じた。
灰谷兄弟はもうすっかり面白がってる顔だ。
白鷺 真白
三途春千夜
三途春千夜
白鷺 真白
白鷺 真白
白鷺 真白
白鷺 真白
部屋の空気が一瞬止まる。
だがマイキーはただ、一言だけ。
マイキー
梵天の闇に、新たな牙が加わった夜だった。
〜50♡
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