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葦日 カニバリズ

赤葦

(…とりあえず、これからどうしよう。)

赤葦

お酒を染み込ませて、吸わせたから今、日向は酔ってる。

赤葦

今…俺の夢を実行するべきか?

よく、悩んだなら実行しなさいと言う。 確かに、その通りだ。 よし、してしまおう。

赤葦

(俺の夢、それは)

日向の肉を喰らうこと。

赤葦

(こんな機会、もう二度とない。)

赤葦

(日向だって、酔い潰れて寝ている。)

赤葦

(今、ちょうど器具がある。)

赤葦

(よし、殺ろう。)

それから家に散りばめた凶器を 全て集めた。

この家には防音室がある。 そこで喰らおう。 日向の悲鳴を独占したいから。

赤葦

(日向を持ち上げた時、軽すぎて不安になった。)

赤葦

(肉が少ないのか? それとも体質による物?)

赤葦

(どちらにしよ、どうでもいい。)

日向をこの部屋に連れ込んですぐ、 服を引き裂いた。

赤葦

(柔らかそうな腹。)

赤葦

(ピンクの可愛い胸。)

赤葦

(少しだけ筋肉の付いた、小柄な体。)

赤葦

(平均より小さいアソコ。)

性的に喰らいたい欲が溢れてく。 ただ、性的に食らったら日向は悲しむ。

そう思い、また我慢した。

赤葦

よし、とりあえず1回でイカしてあげる。

赤葦

(君が苦しむのは可哀想だから……ね。)

赤葦

(狙いは首だ、日向の顔は残していたい。)

赤葦

(そう思い、首に刃を突きつけた。)

日向

……ぃっ。

赤葦

(少し当てるだけで赤い線が走る。)

赤葦

(日向の微かな叫びが聞こえる。)

赤葦

(これ以上、苦しませない為に……)

勢い良く、凶器を上げて首に当てた。

赤い液が尋常でないほど飛び散る。 ゴト……っと頭部が落ちる音が聞こえた。

鮮血に部屋が染められた。 俺の着てた服も、日向の服も。 全てに紅が付着してる。

よし、日向はもう苦しまなくていい。 それじゃあ…

いただきます。

赤葦

生肉でも、その美味を感じた。

赤葦

旨み成分が豊富で、俺も飛び立ちそうになる。

赤葦

脚は筋肉質で固く、ゴムのようだった。

赤葦

食い物ではない。 歯がキシキシする。

赤葦

ただ日向だったモノだ。 全て味わおう。

赤葦

二の腕は柔らかく、1番美味しく頂ける。

赤葦

骨にこびりついたモノも、全てしゃぶり尽くす。

赤葦

日向は何時食べても美味だった。

赤葦

ただ、もう日向は在庫切れだ。

赤葦

なら、俺ももう去ろう。

赤葦

(俺は久しぶりに立ち上がり、日向だったモノを担いだ。)

赤葦

色んな薬品を混ぜた薬。

赤葦

いろいろ混ぜたのは覚えてる。

赤葦

睡眠剤やら、何やら……言えぬモノだって。

赤葦

それを口にかき込んで、水で押し込む。

赤葦

濛濛とした意識の中、俺は眠りに付いた。

緊急ニュースが入りました。

男子高校生と人骨が見つかったようです。

警察は事故の可能性も捜査しています。

[完]

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