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ゆず

最終話になります!

あの後、松里くんと2人きりでお話したり、みーくんも一緒に3人でお話したり

みーくんがいない間に、松里くんと体の関係をもったりと…色々あった。

そして…

僕はもう死ぬんだなって思う所まで来てしまった。

そんな状況になってから、外は慌ただしくなり、東山家の頭首が挨拶しに来ることになった。

東山家頭首

…初めましてですかね。紅葉様

東山家の頭首ですら僕の顔を見ることは、みーくんが禁じてる。

東山家頭首の影が見えるくらいの仕切りがあって顔はお互い見えない。

東山家頭首

この度は責務の全うお疲れ様でした

責務…そんな堅苦しいこと一切してないよ。

東山家頭首

使用人とも長続きしておられて嬉しく思います

紅葉(もみじ)

ま、つ…り…、くん…は、いい子……だ、よ

僕はもう上手く喋ることも難しくなった。

東山家頭首

そうですね

東山家頭首

松里は小さい頃から優秀でした

東山家頭首

なので、紅葉様のお傍に居たいと言った時は

東山家頭首

東山家全員で驚きを隠せませんでした

…松里くんって、優秀だったの?でも、松里くんは…

東山家頭首

松里を大切にして下さりありがとうございました

影で見える、深く頭を下げる東山家頭首を見て僕はあることを察してしまった。

あぁ…松里くんって…

みーくん

紅葉、俺はずっと傍にいるからな…

みーくんは何とか精神を保っている状態だ。

松里くんは黙って僕の手を握っている。

そして口を開いた。

松里(まつり)

ずっと紅葉様のことを好いておりました

僕はもう松里くんとは会えないけど、来世の僕とは会えるから…そんなに悲なしい顔をしないで…

松里(まつり)

もう、二度と会うことはできませんが

松里(まつり)

永遠に愛しております

松里の呪いは恋が叶った時点でとけはじめる。

松里は呪いから解放され、もう二度と生まれ変わることが出来なくなる。

みーくん

紅葉、また会おうな

紅葉が生まれ変わったらまた、みーくんは紅葉の面倒を見て平和な日々を過ごす。

松里(まつり)

紅葉様、さようなら

紅葉の使用人になる人は紅葉の容姿を知ってしまうから引退すると同時にみーくんに殺される。

紅葉(もみじ)

ふた、り……と、も…あり…が、と

そんなことを何一つ知らない紅葉は永遠にループし続ける。

それぞれの想いは叶わなくて、離れていってしまった。

紅葉の想いは3人でずっと一緒に居ること。

みーくんの想いは初代と結ばれること。

松里の想いは紅葉の心を完全に手に入れること。

そんな想いを君に届けたくて心の中で叫んでいるけれど

叫んでも君には届かない

叫んでも君には届かない【完結】

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