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陽翔
ﾊﾟﾁｯ(目覚
陽翔
ん゛ん゛…
目が覚めるとリビングからベッドへと移動していた
俺は何をされたのだろうか
または、これから何をされるのか
陽翔
【包帯…？】
体に何かを埋め込まれでもしたか、？
そんなことを考えていると、自分が上半身裸になっていることに気が付く
性処理にでも使われたか
優正
ｶﾞﾁｬｯ
陽翔
…
優正
ぁ…起きた、？
陽翔
…
優正
ごめん、警戒してるよね…
優正
まず、眠らせたのは俺だし、服脱がせたのも俺だし、包帯とか、そういうのも俺…
陽翔
なに、したんですか…
なんで聞いたんだろう…
何を言い出されるか分からないのに
優正
治療……？
陽翔
ぇ？
優正
いや…傷だらけなのに全然手当てしてなかったから、
陽翔
【なんで知っt】
優正
ん、どぞ～
陽翔
ありがとうございます…//
陽翔
【あのときに見られてた、】
陽翔
【お湯に浸かったからファンデーションも落ちて見えてたのか…】
優正
いや、ほんとにごめんなさい！
優正
勝手に色々して…
陽翔
いや、善意でやってくれたんですよね
優正
うん…
陽翔
大丈夫です
陽翔
ありがとうございました
優正
ﾌｱｧ,
陽翔
今って何時ですか？
優正
今は……1時だね
優正
俺も寝なきゃ…
優正
じゃあ、このままここで寝てて
陽翔
分かりました
優正
ﾃｸﾃｸ
優正
ﾊﾟﾀﾝ
陽翔
…
陽翔
【ここアパートだよな、】
陽翔
そんな一部屋って広いのか…？
この部屋の構造も気になっていた俺は、こっそり優正さんの後を追うことにした
陽翔
ﾃｸﾃｸ
陽翔
ｶﾞﾁｬ
陽翔
ﾊﾟﾀﾝ
陽翔
ﾃｸﾃｸ
陽翔
【ここは、？】
陽翔
ｶﾞﾁｬ
陽翔
【へ、】
優正
ｽｰｽｰ
リビングに入ってみると、ソファーの上で優正さんが寝ていた
陽翔
【なんでそこまで俺に…】
陽翔
……
陽翔
ﾃｸﾃｸ
陽翔
【持てるかな、】
陽翔
ｼｮｲｯ
陽翔
【軽……】
優正さんの体は高校生なのかと疑う位軽くて、同年代の男性なら折れてしまいそうな細い体だった
陽翔
ﾃｸﾃｸ
陽翔
ﾃｸﾃｸ
陽翔
ｽﾙｽﾙ(降
優正
ｽｰｽｰ
陽翔
ﾌｧｻ(布団掛
優正
んん……
陽翔
【俺は……】
陽翔
【ソファー行くか】
優正
母さん、これ…
優正
ｽｯ(封筒渡
優正母
ああ、ありがとありがと
優正母
ﾊﾟｶ(封筒開
優正母
は？
優正母
なにこれ、先月よりも少なくない？
優正
…
優正母
あんた使ったの？
優正
ごめんなs
優正母
ﾄﾞﾝｯ(押
優正母
あんた誰のおかげで今生きられてると思ってるの
優正
…ｯ
優正母
今度またこんな真似したら
優正母
分かってるわよね？
優正
はい……
優正
…(起
俺は昔、本当の母親に捨てられて
拾って貰えたと思ったら性処理と金稼ぎに使われた
今回あの子を拾ったのも、自分と同じような人生を辿らなくて良いようにしたかったからだった
そう昔の事を思い出していたら自分がベッドの上にいることに気付いた
優正
【なんで俺ベッドに…】
優正
……
優正
【ありがたく受け取っとくか…】
高校3年に進級して、仕送りを毎月送ることを条件として一人暮らしを許された
住所は知られているから、仕送りをやめたり減らしたりすればすぐに家に連れ戻しにくる
優正
【あの子は守らないとな、】
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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