TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

4.7

枯れるまで 1year,265day.

俺とあいつの2回目の出会いは

屋上へつながる階段。

うるせぇやつらがいない

束の間の時間を楽しみたい。

それが俺の目的だった。

千冬

…………。

カン、カン、と

静かな階段に響く足音。

それを聞きながらゆったりと歩いていた俺の

目に飛び込んできたのは__

あっ、なんていう間抜けな声と

俺の頭目掛けて落ちてくる

一つのメガネだった。

千冬

………うぉっ!?

と、

咄嗟に俺はメガネを自分の手に収めた。

千冬

…………んだ

なんだ、と思い

頭上にいるはずの声の主に顔を向けた。

  

ひっ、あ……、

声の主はひどく怯えた様子で

千冬

………………これ、お前の?

俺はそう言うしかない。

  

あっ…、

と言う声とともに

階段を駆け降りてくるあいつ。

  

す、すみません、

  

メガネ、ありがとうござ____っ、!?

千冬

………?

はじめ、俺が見つめすぎていたのかと思った。

だって、メガネを外すとまるで別人だったのだから。

メガネをつけると少し隠れていた涙ぼくろ。

長いまつ毛。

気づかないうちに俺は見入っていたようだった。

だが、そんなことではないようで。

  

ご…、ごめんなさっ………、!!

千冬

…何が?

  

き、昨日もっ……迷惑…を…、

そんな世界の終わりのような声が響き

俺はやっと事を察した。

千冬

……お前さ、

千冬

………今までいじめられてたろ。

  

…………ぇ…、

今思えば

なんてデリカシーのない言葉だと思う。

しかも

そいつにとって1番思い出したくなかった事だと

俺はのちに知ることになる。

この作品はいかがでしたか?

38

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚