主
主
主
さところ 「お酒に弱いころんくん」
主
ころん
さとみ
主
ころんside
今は「ころんめもりー」の発売記念で スタッフさんやメンバー、そして何故か着いてきた後輩達と飲んでるんだけど…
ころん
…非常に気持ち悪い
そりゃ飲んでるんだから当たり前なんだけど僕は色々忙しくてほぼ徹夜状態
そんな状態で飲んだらまぁ当たり前だけどいつも以上に気持ち悪い
後輩ちゃん
後輩ちゃんB
ころん
ころん
ころん
後輩ちゃん
みんな僕のお祝いで来てくれてるわけだから飲まない訳にもいかないでしょ
そりゃもう飲んだ、とにかく沢山
ころん
後輩ちゃんB
後輩ちゃんB
後輩ちゃん
店員さん
後輩ちゃん
ころん
後輩ちゃんB
ころん
ウーロン「ハイ」じゃなくて、 ウーロン「茶」が良かったな……
後輩ちゃん
ころん
ふと、僕の恋人、さとみくんを横目で見ると、ぱっとこっちを向いたけどすぐに目を背けられた
そりゃそうだ、僕達は付き合ってることを明かしていない
だから、もしこういうお酒の席で 「まちがい」があったらダメだから、 いつも少し離れて飲んでいる
「まちがい」はまぁ…そういうこと…とか…///
ころん
今はお酒で苦しいし、それに追い打ちをかけるようにドンッとウーロンハイを置かれる
店員さん
店員さん
ころん
後輩ちゃんB
主
ころん
ころん
ころん
後輩ちゃん
後輩ちゃんB
ころん
僕が今ここで「徹夜してて酒キツい」 なんて言ったらせっかくのこの雰囲気を台無しにしてしまう
後輩ちゃん
ころん
ころん
後輩ちゃんB
ころん
お礼を言ってから少し目を瞑ると、 ふとほっぺに冷たい感覚があった
後輩ちゃん
ころん
後輩ちゃんB
熱…熱はほんとになかったはず。 あれかな、酒飲んで火照ったのかも
ころん
後輩ちゃん
僕は後輩の冷たい手が気持ちよくて 思わず手をほっぺですりすりしてた
ころん
後輩ちゃんB
後輩ちゃん
ころん
と、ほぼ同時に、
おつかれぇい〜
後輩ちゃんB
後輩ちゃん
さとみ
さとみ
後輩ちゃん
ころん
お酒の席では関わらないという約束を破って、僕のところに来たのは、
大好きな彼だった
なんで来たんだろ…
疑問がいっぱいあるけど、彼が来てくれたのは素直に嬉しかった
彼はそのまま僕の隣に来て、 ストンッと座った
ころん
さとみ
よく分からない状況に思わずよそよそしい態度をとってしまった
さとみ
ころん
そう言って僕が持っていたウーロンハイのグラスを取り上げて、水の入ったグラスを渡してきた
ころん
さとみ
さとみくんはニカッと笑うと、僕のウーロンハイをぐいーっとすごい勢いで飲んでから、後輩たちと話し始めた
さとみ
後輩ちゃん
さとみ
後輩ちゃんB
さとみくんも多分さっきまで結構飲んでたと思うのにな…
少し申し訳なさがあったけど、彼の話す姿を座って壁によりかかりながら 見つめていた
ころん
センター分けの黒髪、整った横顔、 そして僕とお揃いで買ったネックレスがさりげなく首にかけてある。
ころん
かっこい…w 知ってたけど
そう言えば僕さっきから会話に参加してないけど大丈夫かな……
会話に参加しようと思ったけど、 後輩の顔が見えない
…あ、そっか。
僕に話が振られないように彼が背中で僕を隠してるんだ
いやそんなんされたら惚れんじゃん
ころん
もしかしたらこんな調子の悪い僕を見兼ねて来てくれたのかもしれない。
わざわざ約束を破ってまで僕のところに来てくれた
ころん
それがちょっとだけ嬉しくて
ころん
誰に向かって言ってるのか分からない反論を1人でボソッと呟いてたけど
目を背けてても僕のことをちゃんと見てくれていて、
ちゃんと気にかけてくれていたんだ
ころん
火照ったほっぺが緩みそうになるのを必死で抑えていたら、 ふと手首に彼の指が当たった
ころん
そして僕の手首を親指でぐっと抑えていた
あ、脈……
脈を測ってくれてるんだ
ころん
さとみ
ころん
そう言って彼はまた、後輩達と談笑を始めた
それでも僕の手首はずっと握ってくれていて。
こんなん誰かに見られたらもう 付き合ってることバレるじゃん…w
テーブルの下だけの、僕らだけの秘密
ころん
思わず笑みがこぼれるのと同時に、 心臓がドクンッと跳ねる
いやこれ…思ったよりドキドキすんだけど…?
ころん
こんなんズルすぎる。 いつも構ってくれないのに
なんだよ…//
そして、なんやかんや時間が過ぎ、 後輩やスタッフさんたちがぞろぞろと帰っていく
後輩ちゃん
後輩ちゃんB
ころん
さとみ
ここには僕ら2人だけになった
すると、彼のさっきまでの営業スマイルは消えて、スっと真顔になった
さとみ
ころん
さとみ
ころん
ころん
さとみ
少し眉を下げて彼に申し訳なくなって
ころん
と呟いた
さとみ
さとみ
ころん
ころん
さとみ
ころん
ころん
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
そう言ってスタスタ僕から離れてなーくんの方にも行った
数秒後、なーくんが心配そうに僕を見てから、ニコッと笑ってさとみくんが帰ってきた
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
口ではこんなこと言っちゃうけどねさとみくん、僕嬉しかったんだよ
ころん
さとみ
なーくんに店を出ることをつたえて、 外に出た
ころんside(店の外)
僕達は店を出てタクシーを待っていた
さとみ
ころん
そしたらすぐにお説教。
体調は万全だったんだけどな… 徹夜しただけでこんなになっちゃうなんて思わなかったんだもん
さとみ
ころん
ころん
さとみ
さっきまでの優しさはどこに消えたんだよ……
と1人で突っ込んでいると、タクシーが来た
そして、荷物をつんでいる時に彼は
さとみ
ころん
さとみ
そう言ったと同時にタクシーのドアが開いた
さとみ
そう言って、僕を見ずにタクシーに乗り込んだ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
そんなことを言ってくれるなんて思ってもなかったから、びっくりしすぎてその場に立ち尽くした
さとみ
ころん
僕は乗り込んだ瞬間、笑みが零れた
ころん
さとみ
ころん
ころん
酒で苦しいけど笑いが出るから、 変な笑い方になる
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
こんなに冷たい僕の恋人が、
後輩にほっぺ触られた僕を見て嫉妬してたなんて。
こんなん知ったらニヤけんじゃん。
ころん
さとみ
ころん
ころん
さとみ
全然大丈夫じゃないよ、苦しいよ
でもこの苦しいのは、半分は酒。
もう半分は、
間違いなく君が、カッコよすぎるから
ころん
さとみ
ころん
ここはタクシーの中。
運転手さんも居る。
こんな中で、「好き」なんて言えない
でも、言いたい。
普段は素直になれない2人だから。
だったら……、
さとみくんなら、分かるよね?
ころん
僕はさとみくんを見つめる
さとみ
さとみくんも僕を見つめる
さとみ
気づいたかな…?
僕は静かに目を閉じる。
僕の唇に、彼の唇が重なった__。
目を開けると、ニコッと僕が大好きな彼の笑顔が目に入る
ころん
さとみ
ころん
さとみ
やっぱりこういうのは僕、恥ずかしい
でも、
たまにはこういうのも、いいかも
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
リクエストは一時停止です!笑
コメント
38件
ブクマ失礼します!
、、、どっかで見たことある作品だなw
好きすぎるぅ....... さところ最高だぁ.*・゚d(˙꒳˙* ) ブク失ですー!