葵
あれあれ?
夜道、うさぎの女の子に話しかけられた。
葵
君、一人?
「うん、そうだよ。」
葵
それなら、アタシ達のショー、見にこない?
ショー?と思ったが、 どうせ暇だし、見にいくことにした。
テントをくぐると、意外にも中は広く、明るかった。
葵
連れてきたよ、お客さん!
京奈
お、やっと一人目のお客さんっすね!
どうやら自分が一人目のようだが…
綾
ここまで大変だったもんねぇ
モグモグ
モグモグ
出迎えてくれたのは、
京奈
僕は京奈っす!
犬耳のハッ○の語尾の京奈
綾
綾だよー、リョウって読むからねぇ〜。モグモグ
狐耳のずっとおにぎり食べてる綾
そして…
楓由佳
………
感情を感じない、人間の女の子
京奈
この子は楓由佳っす!
綾
よろしくぐらいいいなよぉ〜!モグモグ
楓由佳
………よろしく
「よろしくね。」
楓由佳
………
葵
てことで、私達のショーを見てもらおうかな‼︎
そうして、葵と綾はどこかへ駆け出していった
京奈
僕達は裏方っすからね!
楓由佳
………フン
「四人でやってるの?」
京奈
いや、裏方含めると、8人っすね。
「多っ⁉︎」
京奈
まあ、売れないサーカス団っすよ。
京奈は悲しそうに笑った。
彼女達に、何かできないだろうか…
サーカス、会場‼︎ 全員、集合‼︎