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OKです💪🏻 ̖́-

あれから黄くんも退院し、

またいつも通りの生活を送っていた。

後半年で俺は就職。

桃くんは高校を卒業し、 大学へ

橙くんは中学を卒業し、 高校へ

赤くん、青ちゃん、黄くんは進学。

皆各々成長していると思う。

昔は皆喧嘩しては泣き を繰り返していた。

ただ、ずっと気になっていたことがあった。

そう、昔のこと。

思い出そうとしても 何も思い出すことは出来ず、

無理やり記憶を探ろうとしても 頭痛が酷くなるばかり。

聞こうとしてもそんな勇気なんて無い。

何故か分からないけど、

絶対に聞いてはいけないような 気がしたから──。

はぁッ…

、紫ーくんッ…?

…ん、?

あ、桃くんッ…

、どしたの…ッッ?

あ、いや…

めっちゃ眉間に皺が寄ってたから…

何か考え事かな~…って、

、そっか…

何も無いよ、ごめんね…ニコッ

…無理すんなよ、

ッ…え、?

、心配だから。

んふッ…w

ありがと、ナデナデ

ん…/

心配してくれたんだよねッ…?

、まぁ…別に、

ほんと照れ屋さんなんだから…笑

こういうところ。

心配性で照れ屋さんのところ。

すごく可愛くて愛おしい。

いつもはクールな反面、 こういう性格も出るからモテるんだと思う。

気休め程度にしといて…

うん、大丈夫…

健康面には配慮してるつもりだから…

つもりじゃだめだからッ、

はいはい…笑

本当に心配性だなと思いながらも、 パソコンへと目を向ける。

目に留まった1つのホームページを

開いてスクロールしては閉じての繰り返し。

就職先を調べ始めて早1時間。

特に自分に合った職は無い。

あまり考える時間も取れない為、 内心焦るばかり。

ピトッ…

おわッ…

、ちゃんと休んでますかッ…?

勉強をやり終え 2階から下りてくる末っ子。

心配した声色で、

俺の頬に温かいミルクが 入ったマグカップをくっつける。

桃くんにも同じこと言われたッ…笑

そりゃ皆紫にぃのこと
心配だからですよッ、

え、そんな心配されるようなこと
したっけッ…

、よく無理するから
じゃないですかッ…?

え〜…笑

それ言ったら皆もじゃないッ…?

ッ………

突然黄くんが下を向いて俯く。

ッ…あ、

ごめん、俺何かやばいこと言ったッ…?

あ、いえッ…

別に…紫にぃのせいじゃないのでッ、ニコッ

ッッ…

黄くんの少し苦しそうな笑顔に 胸が締められ、苦しくなる。

辛い 悲しい 苦しい 虚しい

沢山の感情が詰まったような 笑顔だった。

若干解放されたいような笑顔を 俺に向けて──。

…僕、部屋行っときますねッ…ニコッ

この場の空気に耐えられなくなったのか、

俺に軽く笑顔を向けて、部屋に戻ろうと 廊下へと通じるドアノブに手をかける。

ガタンッ…

さっきまで左手に持っていたスマホが、 黄くんの小さな手から滑り落ちる。

、?

リビングに居た 俺、桃くん、赤くんが 一斉に黄くんに視線が集まる。

、黄ちゃんッ…?

スマホを落としても拾おうとしないため、

心配になって赤くんが黄くんに 近寄ろうと、足を一歩踏み出す。

バタンッ…

凄く嫌な音が左耳から入ってくる。

ッ…黄、!?

真っ先に向かう桃くん。

赤くんは冷静に慣れたような手つきで 必要なものを準備する。

そして俺は何をしていいかも分からず、

その場に佇んでいるだけだった。

『お前のせい』

『お前なんか生きる意味なんて無い』

『普通に迷惑』

こんな悪口、言われすぎて正直慣れた

でも、最近悪口を言われている夢を よく見ていた。

今までこんなことはあの時以外に無かった。

年に一回来ても珍しい位だった。

けど、今月だけで計10回は軽く見てる。

起きた時はびっしょりと汗をかいていて、

手足が思うように動かない。

いつも橙にぃに心配されて、

橙にぃから起こされてからようやく起きる。

橙にぃにとって、 僕は迷惑だったのかもしれない。

要らない存在、邪魔な存在 だったのかもしれない。

そう考えるだけで手が震えてきて、

自分の首に手を当てて、 ぎゅぅッ…と締めてしまう。

黄くん / 黄 / 黄ちゃん

同時に五つの声が 僕の耳に飛びかかる。

聞き覚えのある声がして、 僕は重たい身体を必死に起き上がらせた。

が ば ッ …

ッ…はぁッ…

、黄ちゃんッ…?

赤にっ…

''助けて''

その言葉が僕の喉元にせり上がってきて 慌てて呑み込む。

''邪魔だから''

''迷惑だから''

''お荷物だから''

そう考えた瞬間、

僕の体は真っ先に勉強机と動き出す。

、?

黄ちゃんッ…?

具合悪いんだったら
寝とかないとッ…

ガシャンッ…

ッ…ふぅッ…ふぅッ…

ッ…え、

次々と自分の腕を傷つける。

さっきまで無傷だった腕が 秒で赤く染まる。

ガチャッ…

、黄くんッ…!

黄ッ…!?

ッあ…

ごめッ…なさ、

ふぅッ…はぁッ…

ぅ''ッ…あ、

大丈夫、大丈夫だからッ…

、黄ちゃんッ…?

…見ない方がいい、

ッ、あ''ぁッ…

落ち着いてッ…

ッ……

ごめん赤にぃ、

紫ーくんに連絡をッ…

、分かったッ…。

迷惑ッ…生きてることがッ、迷惑ッ……

ごめんなさいッ…

、黄くんッ…

ビクッ…

突然静まった部屋。

そこにはいつもと違う青にぃが立っていて、

しっとりとした声が 部屋の隅から隅まで響く。

ぅッ…あ、

ごめんっ…なさ、ッッポロポロ

、大丈夫だから…

落ち着こッ、?

ッ…こくこくッ、

ん、薬ッ…

ぁッ…

そこに水あるから、

、こくッ…

良かった、前みたいに
ならなくてッ…

、前みたいにッ…?

青にぃが口を滑らせる。

途端に桃にぃが反応し、 辺りは気まずい雰囲気が漂う。

、そっかッ…

話してなかったねッ…

ッ…?

黄くん…話していいッ、?

ッ…だめ、

ッ…え、

前…話していいってッ、

だめですッ…

、傷つくのは…僕だけでいいので。

………僕、下行きますね、

パシッ…

ッ…え、?

そんなッ…

逃げてていいッ…の、?

…ッッ

、そんなのッ…

昔ッ…と、変わらないじゃんッ…!!

あの人が僕達に託してくれた命をッ…

無駄にして平凡に過ごせる訳
無いじゃんッ…ポロッ

、じゃあどうすれば良いんですかッ…!!

僕があの時桃にぃを庇っておけば…?

僕が全部1人で耐えてたら…?

僕が体が弱いまま我慢していれば…?

僕が止めに行かなければ…?

、全部僕の不注意でこうなったんじゃないですかッ…

僕さえ居なければッ…!!

あの人だってまだ生きていた…ッッ!!ポロッ

…振り出しに戻ることは出来ないんですッ、!

今更考えたって同じじゃないですかッ…ポロッ

ッ……

だから今だけはッ…

幸せにッ…生きたかった、っ ポロポロ

……ほんとごめん、

そう言って青にぃは 僕の体を優しく包み込む。

…辛かったッ…

本当は助けてって叫びたかった…ッッ

ッッ…グスッ

、黄くんはたくさん我慢したよッ…

ほんとに偉いッ…ニコッ

……ポロッ

青にぃの言葉に、 さっき止まったばかりの涙がまた溢れ出す。

本当は自分が1番辛いはずなのに、

僕の弱音をしっかりと受け取って、

フォローで返しながらも 倍で悲しさを嬉しさに塗り替える。

僕は青にぃの優しさに沁みて、

全身から力が ふっ… と 抜けていった──。

リクエスト大募集中

ほぼ何でも書けると思いますので、 リクエストはお気軽に💪🏻 ̖́-

おつれいでした🦔💛

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コメント

1

ユーザー

黄くんんんんん泣 書き方ほんとに上手すぎて…なんか…声とか状況思い浮かんできて読んでて楽しいです(?)

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