レンタル彼女※桃赤

桃赤、微桃モブ nmmn 地雷さんさよなら

映画の内容は ドロドロした大人の恋愛という 感じだった

ヒロインが彼氏に浮気されたけど まだ好きで、彼氏に粘着する

ヒロインの辛い恋愛物語を 描いたものだ

ある意味この映画のヒロインと 俺は同じ状況かもな笑

赤はどんな顔で映画を見ているのか 急に気になった。

見ててあんまりいい思いをする ものではないので

赤に視線をやると

赤は目に涙を溜め 切なそうな顔をしていた。

まるでこの映画のヒロインのように

映画が終わり、赤に感想を聞いてみた

どんな感情で見ていたのか 普通に気になったからだ

嘘つけ

内容がわからないやつが あんな顔で泣くかよ

赤の提案をのみ、 俺たちはショッピングモールに 行った

ショッピングモールでも 赤は楽しそうに俺に話しかけてくれた

映画を見ていたときとは 全く違う顔で

レンタルの時間が終わったのは もう23時を超えていた

レンタル代を渡そうとすると 赤は首を横に降った

どういうつもりなのか なぜお金を受け取らないのか

頭には？が浮かんでいた

ｶﾗﾝｺﾛﾝ

通い慣れた感じで 赤はカウンター席に行った

赤に連れて来られたのは バーで1杯飲もうと誘われた

初めは疑ったが、 この後予定もないので 着いてきた

大人しそうな店員に赤は タメ口で話している。

よくここに来るんだろうと わかる

入口で固まっていた俺も 手招きで呼び 強引に隣に座らせた

差し出された酒を飲むと 口に甘いさが広がり 一口だけでもよってしまうほどだった

なんてお酒か後で聞こう 少し気に入った。

酒が入ったことで さっきとは違い、どんどん意見を言ってしまう、

まぁいいか

赤はそういうと真剣な顔で俺を 見つめてきた

何言ってんだとおもった

悲しいことって...

真っ直ぐ真剣な目で俺を見つめ 必死さがよく伝わった

悲しいことかぁ 多分あのことだよな

そんなに俺分かりやすかったんだな

俺は正直に赤に全部話した

5年間付き合っていた最愛の彼女に プロポーズしようと思ったら 振られたこと

レンタル彼女はそれを忘れるために やったこと

初めは少し笑いながら話したが だんだんとあの時の悲しさが 込み上げてきて、 俯いて涙を堪えていた

赤はこんな話どんな表情で 聞いていたのか

人の不幸話聞いても楽しくないだろうに

顔を上げ赤を見ると

赤は大粒の涙を流していた

赤は手で涙を拭っていたが 流れる涙は止まることなく 延々と流れていた

無意識のうちに俺は 赤の涙を手で拭っていた

俺は心から赤が可愛いと思ってしまった

俺のために流してくれる涙 本当に優しんだなと思う

この時から俺は 赤に恋してたんだと思う

俺のこの恋は実るかはわからない だけど絶対に落とすと決めた

大好きだよ赤