ごめんね、【完結済み】

一光年後

※キャラ変注意※

紫ーくんでてきません

その他もろもろ苦手さんは回れ右です！

それでは…

れっつごー！！！

放課後 早くないからね？？？(圧

ガチャッ

なんだ、そういうことか

今までも何回か言われたことがあった

でも、それに僕が「YES」と答えることはない

るぅとくんはなにも分かってない

すぐに守るって言う

守れるわけないのに

笑顔で僕はそう答える

本当に辛くないからね

納得のいかない顔をするるぅとくん

煽り口調のるぅとくん

早く家に帰らないと…

誰も聞いてないよね…？

大丈夫…？

モブsid

モブたちが一瞬で静まりかえる

急に目つきが変わる

握りしめた手にぎゅっと力を入れ、ドアの向こうを睨む

ちゃんと分かってるじゃない

痛い目合わせてやるｯ…

本当は僕だって、みんなに言いふらしたい

こんなかっこいいお兄ちゃんがいるんだよって

でも、そんなことできない

中学校で思い知ったからね

こんな姿見られたらおしまい

いじめの標的にされる

夜 めっちゃ飛ばしましたが夜ですよ？？？(圧

明日も早いしそろそろ寝よう

そう思ってベッドに寝ころぶ

そんなとき、変な胸騒ぎがした

電気を暗くして、目をつぶる

フライパンを用意する

昨日の残りのご飯をフライパンにいれる

ケチャップとか色々入れて…

そんな独り言を言いながら、お兄ちゃんの分を全部作った

テーブルにお皿を並べながら話す

昨日の胸騒ぎはなんだろう

わからない

何事も慎重に行わないとなぁ

軽く小走りで駆けて行くモブたち

放課後 早くないからね？？？(圧

やばい

昨日のるぅとくんとの話、聞かれてたかもしれない…

やっぱり

予想的中

あきらかに無理なこと言われても…w

なにが作戦だよ

僕は、なにがあってもお兄ちゃんとの縁は切らないから

運子が夕焼けの空に向かって歩く

そして、フェンスをまたぐ

運子が目で合図を送った

僕も地面と空のギリギリに立つ

下には下校中の生徒が見える

二人は何事もないように話す

すると、運子が控えめなジャンプをした

急いで手を伸ばすが、運子の制服をかすっただけだった

パニック状態になりながらも、下の様子を見る

そこには、四階の教室のベランダに寝転がった、運子の姿が見えた

振り向いて僕は言う

それと同時に、甲高い五美の叫び声が響く

叫び声に気付いた下校中の生徒は、こちらを見上げる

屋上につながる階段を駆け上がる音も聞こえた

ドアから現れたのはさとにぃだった

なんでこんなタイミングよく…？

虚言癖もいいところだ

さすがにこんなウソにはさとにぃも騙されないはず

続く…