廉が入院して2日目
〇〇
きたよ〜
永瀬廉
〇〇。。
〇〇
うん?どうした?
明らかに廉の様子がおかしかったので聞いてみたら
永瀬廉
西野っておるやん?昨日病院に来てくれたやつ。
〇〇
うん
永瀬廉
あいつがさっき来ててさ。
〇〇
え?七瀬、部活は?
永瀬廉
あいつテニス部やろ。
〇〇
うん。。
永瀬廉
〇〇、今日バイトシフト入ってたん?
〇〇
いや…
永瀬廉
じゃあなんで帰宅部の〇〇より先に?
〇〇
さぁ…なんかされたの?
永瀬廉
ずっと話しかけられてさ。
永瀬廉
だるかったから帰れっていったんやけど。
〇〇
そこまで言わなくても…
永瀬廉
あいつノート貸してくれてたけど。ついにペンとかも貸してここで写してみたいな
〇〇
そこまでして…?
永瀬廉
俺に会いたい?みたいな
〇〇
七瀬は昔から私と同じように根暗だからキラキラしてる廉と話すと舞い上がるんだよ。
永瀬廉
そうなん?
〇〇
うん。
永瀬廉
……あいつには来んように言ってくれへん?
〇〇
なんで?
永瀬廉
嫌やもん。〇〇しか見たくない。
〇〇
あぁ…そっか。。
永瀬廉
なに、重い?
〇〇
ううん、飲み物買ってくるね。
永瀬廉
おん。
1階の購買まで行こうとエレベーターに乗ると
途中にエレベーターが止まりドアが開いた
〇〇
神尾くん。。
そこにいたのは紛れもなく神尾楓珠だった。
神尾楓珠
あ、〇〇…
〇〇
どうしてここに?
神尾楓珠
いや…友達が部活で怪我してさ
〇〇
そっか!
神尾楓珠
……そっちは永瀬廉が理由だよね?
〇〇
……うん…
神尾楓珠
そっか…
〇〇
……ごめん。
神尾楓珠
え?なんで謝るの?
〇〇
だよね それもそうか。
神尾楓珠
………うまくいってないの?
〇〇
ううん…
神尾楓珠
ねえ……
〇〇
ん?
神尾楓珠
首どうした?
〇〇
え?
あ、、廉に顔蹴られた時強く机の脚に打ったんだ。
〇〇
……ぶつかったよ
神尾楓珠
DVでしょ?
〇〇
ううん。
神尾楓珠
嘘だ。
〇〇
嘘じゃなかったら?
神尾楓珠
え?
〇〇
嘘でも嘘じゃなくても関係ないよね?
神尾楓珠
ふ〜ん、永瀬と付き合ったらやっぱ変わるんだね
〇〇
嫌味ったらしい…
神尾楓珠
嫌味じゃないけど?じゃ。
〇〇
あっ…
病室に戻ると
〇〇
わっ…
私の苦手な陽キャ男子達が沢山いた。女子が居ないのは不思議だったけどまだ18時半だよ?部活は?みんな部活はなかったわけ?最悪…
平野紫耀
廉大丈夫?
永瀬廉
大丈夫大丈夫。
平野紫耀
腕なんで怪我したんだよ。
永瀬廉
最近DIYにハマっててさ
平野紫耀
え!廉が?
神宮寺勇太
だからってそんな切り方するか?
永瀬廉
あー!じん疑ってんの?うざいで
神宮寺勇太
いや…そういうわけじゃ。あ、彼女は?
平野紫耀
〇〇だよね、廉と同じクラスの。
永瀬廉
うん、めっちゃかわいい。
平野紫耀
確かにな。
神宮寺勇太
でも廉が彼氏なんて信じられないなぁ
平野紫耀
ねー
永瀬廉
なんで?
神宮寺勇太
言われんけど〇〇地味だし無口だから
永瀬廉
〇〇を悪くいってんの?
神宮寺勇太
ううん!きっかけが分からなくてさ
平野紫耀
確かに!
永瀬廉
完全一目惚れ
神宮寺勇太
面食いだなぁ
平野紫耀
相変わらずだよなぁ
永瀬廉
あいつは顔だけじゃないんだわ。もう気分悪くなったから帰れよ
神宮寺勇太
え?
永瀬廉
〇〇…
〇〇
【あ、やばい見えてた………】
平野紫耀
〇〇…いたんだ…
神宮寺勇太
帰ろ
そういい2人は帰っていった
永瀬廉
〇〇…きて…
〇〇
…なに?
永瀬廉
ごめん。じんとしょうが…
〇〇
さっきの聞いて現実に引き戻された
永瀬廉
え?
〇〇
別れよう
永瀬廉
は?何言ってんの?
〇〇
ごめん。じゃ
涙を堪えながら淡々に廉に告げ私は病室を出た。