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不良くんに恋した私。

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不良くんに恋した私。

1 - 不良くんに恋した私。

♥

725

2020年12月16日

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キーンコーンカーンコーン

チャイムの音と同時に騒がしかった廊下が一気に静まり返った。

先生

はい。今日は前言ってた通り席替えするからな〜

男子

おっしゃゃ〜!やっと席替えだぜ

〇〇

(え〜…席替えやだな)

うちのクラスには超目付きが悪くて愛想も悪く、近寄るだけで舌打ちをしてくる厄介な男の子………

その名も永瀬廉。

前に1度殴り合いをしたという噂が色んなところに広がり、そのせいでみんなからは密かに「不良くん」と呼ばれている。

〇〇

(もし、永瀬くんの前か隣か後ろか……なったら最悪じゃん……)

先生

じゃあ、順番にくじ引いていけ〜

男子

はーい!

他の生徒がくじを引いて喜ぶ中、まだ誰も永瀬くんの席の近くのくじは引いていない。

そして、私が引く番になった。

〇〇

(お願いします…神様。永瀬くんの席の近くにならないで!)

そう思いながら、箱の中をゴソゴソと掻き回しようやく1枚の紙を取った。

〇〇

(あ〜 見たくないなぁ…でも見ないと席が決まらないし)

私は勢いでバッと紙を広げた。

〇〇

………!?

驚きのあまり、口が閉じれなかった

〇〇

(な……ななななんで永瀬くんの前の席なの〜!!)

なんと奇跡的に、永瀬くんの前の席を引いてしまったのだ。

しずく

どうしたの〜?

友達のしずくも私の顔色が変わったことに気づいたのか、話しかけてくれた。

〇〇

み………見て……これ

私は怖くて手の震えが止まらなかった。

しずく

うわっ!……永瀬くんの前じゃん

〇〇

ウゥ………やだよ…怖いよ

しずく

永瀬くんは怖いよね〜…

〇〇

え〜…もう席余ってないよね?

しずく

多分……

私はもういいや、と思い机を動かした。

〇〇

(これでいいのかな?…)

永瀬くんはとっくに席を移動しており、窓の外を眺めていた。

〇〇

(挨拶ぐらいした方がいいのかな…?)

私は謎の緊張感に包まれていた。

〇〇

(後ろを向くにも向けないしな……)

そうこうやってるうちに、前からプリントがまわってきた。

でも、私は恐怖で頭が真っ白になり気づかなかった。

〇〇

(本当にどうしよ…………)

チッ……………

〇〇

(え?………今舌打ちして………)

すると、私の椅子を足で思いっきり蹴ってきた。

ドンッ!!!!

〇〇

ビクッ……

…………プリント

〇〇

あ………あぁ…ごめんなさい。はい

怖い………怖すぎるよ………

プリントを渡す手だけを出してすぐに引っ込めた。

続く

不良くんに恋した私。

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725

コメント

4

ユーザー

続き早く見たいです

ユーザー

なんかこういうのも良い! 続き楽しみ!( *´꒳`*)

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