キーンコーンカーンコーン
チャイムの音と同時に騒がしかった廊下が一気に静まり返った。
先生
男子
〇〇
うちのクラスには超目付きが悪くて愛想も悪く、近寄るだけで舌打ちをしてくる厄介な男の子………
その名も永瀬廉。
前に1度殴り合いをしたという噂が色んなところに広がり、そのせいでみんなからは密かに「不良くん」と呼ばれている。
〇〇
先生
男子
他の生徒がくじを引いて喜ぶ中、まだ誰も永瀬くんの席の近くのくじは引いていない。
そして、私が引く番になった。
〇〇
そう思いながら、箱の中をゴソゴソと掻き回しようやく1枚の紙を取った。
〇〇
私は勢いでバッと紙を広げた。
〇〇
驚きのあまり、口が閉じれなかった
〇〇
なんと奇跡的に、永瀬くんの前の席を引いてしまったのだ。
しずく
友達のしずくも私の顔色が変わったことに気づいたのか、話しかけてくれた。
〇〇
私は怖くて手の震えが止まらなかった。
しずく
〇〇
しずく
〇〇
しずく
私はもういいや、と思い机を動かした。
〇〇
永瀬くんはとっくに席を移動しており、窓の外を眺めていた。
〇〇
私は謎の緊張感に包まれていた。
〇〇
そうこうやってるうちに、前からプリントがまわってきた。
でも、私は恐怖で頭が真っ白になり気づかなかった。
〇〇
廉
〇〇
すると、私の椅子を足で思いっきり蹴ってきた。
ドンッ!!!!
〇〇
廉
〇〇
怖い………怖すぎるよ………
プリントを渡す手だけを出してすぐに引っ込めた。
続く
コメント
4件
続き早く見たいです
なんかこういうのも良い! 続き楽しみ!( *´꒳`*)