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書類にサインしたり判子を押したりと 事務作業を進める。
昨日中也から逃げる為にあまり自室には居なかったので 部屋でやる仕事はそれなりに溜まっていた。
昨日の夜に太宰と会って、 今日も朝から中也にあんな事やこんな事をされて…。
杏堂〇〇
中々集中出来ない…。
溜息をついてココアを一口。
書類を睨んでは又溜息をついてココアを飲む。
そんな事を繰り返していたらあっという間に三十分。
これじゃキリが無いと内心焦っていると 部屋にノックの音が響いた。
杏堂〇〇
構成員
入って来たのは私の部下の一人。
書類の束を抱えて書斎机の前に立つ。
構成員
構成員
と、一つ一つ順に説明しながら机に置いていく。
構成員
構成員
杏堂〇〇
杏堂〇〇
杏堂〇〇
構成員
首領からのお呼び出しか…。
次の任務についてだろうか。其れとも何かやらかした…?
少し不安になりながらも 書類を纏めて椅子から立ち上がった。
杏堂〇〇
杏堂〇〇
森鴎外
森鴎外
杏堂〇〇
横浜の海を見渡せる大きな窓。
首領は其の窓際に置かれた椅子に腰掛けていた。
椅子にもたれ掛かる様に立っていたエリス嬢が パッと顔を上げた。
首領の傍まで歩く私に 隙を見たように飛びついて来る。
エリス
エリス
私の腰に腕を回しながら見上げられる。
なんて可愛らしいのッッッ!
杏堂〇〇
そう返すと「次からは気を付けてよね!」と 頬を膨らましながら許してくれた。
首領は微笑みながら此方を見ている。
森鴎外
エリス
杏堂〇〇
思い出すだけで頭がパンクしそうなのを 必死に堪えながら云う。
エリス
エリス
エリス
杏堂〇〇
杏堂〇〇
エリス嬢に引っ張られながらも首領の方を見ると
森鴎外
森鴎外
森鴎外
森鴎外
エリス嬢を見ながら鼻の下を伸ばしていた。