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いつも、その人はバス停の前で本を読んでいる。その人は本を読み終えたのか本をバックにしまって、空を見上げた。嫌になるほど晴天だったのに
その人が見ているだけで急に嫌ではない。と思ってしまう自分に驚いた。そして、もう1つ驚いたのが、あの人の目はいつも楽しそうな目をしていたのに、太陽を見上げた時だけ、どこか切ない目をしていた。ただ太陽が眩しかっただけかもしれないけどやっぱり切ない目をしているように見えた。
西野 りお
人には散々裏切られたから、人に興味を持つのはやめたのに…
西野 りお
そう考えてるうちにバスがきた。
たまたま満員であの人と席が隣になった。
あの人
そんな爽やかな笑顔で言われたら断れないよ…
西野 りお
私は出来るだけ笑顔で明るく言った。そうじゃなきゃニヤニヤしすぎて、いつも以上に気持ち悪い顔になると思ったから。
あの人
…覚えてくれてたんだ。嬉しくて心がポカポカする。それと同時に胸がドキドキする。
西野 りお
…会話終わっちゃった。まだ話したいな。この気持ちは、なんだろ?
西野 りお
あの人
話しかけたはいいけど会話が…あっ!