主
主
翌朝
琥珀(コハク)
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
ツムル先生
イチョウ先生
次々と無くなっていく書類の数々
それに他の教師達が引いていたが 些か、反応が大袈裟だと思う
特に難しい事はないのだし、 やれば終わるのだから簡単な事だろう
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
軽く納得がいく線を引いた時 私の懐で電子機器の音がなった
昨日、サリバン様から ス魔ホと呼ばれるモノを頂き
それが懐で音を出しながら震えていたのだ
琥珀(コハク)
相手の名前を見るなり 思わずそう口にしてしまう
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
気分が乗らないまま ス魔ホ片手に職員室を出た
琥珀(コハク)
サリバン
サリバン
琥珀(コハク)
サリバン
サリバン
琥珀(コハク)
サリバン
サリバン
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
サリバン
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
サリバン
琥珀(コハク)
サリバン
サリバン
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
サリバン
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
急にどうした…という視線のまま 潔くくれたカルエゴくん
訳を話せば、同情というか哀れみというか そんな視線を向けられた
気持ちが理解出来るのなら 助けて欲しいものだが
カルエゴ
と、態々「俺は」を強調する彼
癪に障るがそれを言われれば 私は何も言い返す事が出来ないのだ
彼の言う通り、理事長は カルエゴくんには言っていない
面倒事を避けたい彼にとっては こんな指示は命令されなければ避ける案件
私も避けたいが今はSD以前に 理事長と教師…言えば上司
どちらにしろ従わないといけないである
琥珀(コハク)
イチョウ先生
ツムル先生
とにかく、授業表を確認し 各々授業の担任に話を付けに行く
一先ず、副担任にして欲しいと頼むが ほとんどの教師が 大丈夫、足りてると同じ事ばかり
私が細かく訳を説明すると、 渋々といった感じで皆に許可を頂いた
琥珀(コハク)
そんな後悔と共に 少しでもと苛立ちを吐き出す
あまり意味は成さなかったが 後は自分の力で表情に出さぬよう 気を配れば問題ないだろう
そうして迎えた最後の授業
私を含め、担任や生徒達は 植物塔に来ていた
スージー先生
スージー先生
スージー先生
スージー先生
スージー先生
琥珀(コハク)
スージー先生
問題児
スージー先生
説明しながら手本を見せるスージー先生
他の教師達を見てきたが 皆、手際の良さが凄く分かりやすい
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
問題児
説明を終え、皆に苗が配られ 続々と授業内容に触れていく
生徒会云々で騒ぎ始めたが そんな中、生徒の1部が私に近付いてきた
クララ
琥珀(コハク)
クララ
琥珀(コハク)
エリザベッタ
ケロリ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
指を指してアズ様の鉢に視線を向かわせる
アズ様は美しい炎で巻かれた花を咲かせ スージー先生からの評価も絶賛
お手本にするには丁度いい
クララ
エリザベッタ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
と、ウァラク様に続いて エリザベッタ様、ケロリ様が花を咲かす
二人とも綺麗で素晴らしい花を咲かせた
琥珀(コハク)
ケロリ
エリザベッタ
エリザベッタ
琥珀(コハク)
突然の質問に目を丸くした
それを無視して彼女らは続けて口を開く
ケロリ
エリザベッタ
琥珀(コハク)
エリザベッタ
琥珀(コハク)
エリザベッタ様の手にあるのは 間違いなく今回の授業で使う苗だった
エリザベッタ様もケロリ様も ご自分の苗は咲かせたばかり
これは本当に私の分もあるように思えた
さあさあ!と半ば強引に受け取り 苗を暫く見つめる
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
内心でそう呟いて、苗に手をかざす
クワンックワンッと私が唱えれば 苗が光を出して形を変えた
エリザベッタ
ケロリ
苗は一輪の薔薇となり 周りには川のように流れる水が表現される
その水はキラキラと輝いていて 一輪の薔薇を際立たせているようだ
スージー先生
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
スージー先生
スージー先生
琥珀(コハク)
ケロリ
エリザベッタ
琥珀(コハク)
エリザベッタ
思い当たる節ならあるが それは言わず「内緒です」とだけ
エリザベッタ様は「えぇ!」と零す
琥珀(コハク)
エリザベッタ
琥珀(コハク)
エリザベッタ
指を唇に近づけ、そう言った
質問攻めを回避する為のその言葉は 何故かエリザベッタ様を酷く納得させた
助かるのは助かるが… 正直そんな事知らないのである
琥珀(コハク)
と、心の中で反省していれば それは唐突に姿を見せる
メキメキと苗を伸びて行き それはあっという間に大きく成長して バビルスの一角に聳え立つ
私はこれを知っていた
琥珀(コハク)
コハク
デルキラ ︎︎
コハク
デルキラ ︎︎
デルキラ ︎︎
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
ずっと開いていた心の穴が 確かにすっぽり埋まった気がした
しかし、それは殆ど一瞬で またポッカリと開いた音がする
琥珀(コハク)
終わりが見えない喪失感
それを表情は勿論の事 自分にも隠す為に体を動かし イルマ様を回収した
琥珀(コハク)
イルマ
琥珀(コハク)
イルマ
琥珀(コハク)
手を額に付け、天を仰ぐ
あのヒトらしいと言えばあのヒトらしいが 本当に困るから辞めて欲しい
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
サリバン
オペラ
サリバン
オペラ
サリバン
オペラ
サリバン
琥珀(コハク)
イルマ
辺りを見れば生徒の大半が巻き込まれ 枝に引っかかり、意識を朦朧とさせている
まぁ………………無事と思う事にした
主
主
主
主
主
主
主
琥珀(コハク)
主
琥珀(コハク)