小春
蒼
桃
黄
赤
本編スタート!
昼休み
小春
…ってことがあったの!!!
奏音
えぇ!!やば!!!
奏音
なにそれ超カッコイイじゃん!
私は親友の葉月 奏音に 今朝起きた出来事を話していた
小春
もう本当に超かっこよくてさ〜…
小春
顔もイケメンだし優しいし…
奏音
え?もしかして惚れちゃった?ニヤ
奏音がニヤニヤしながら 私に聞いてくる
小春
そう…かもっ//
私は自分で言いながら 恥ずかしくなった
奏音
キャァー!!いいじゃん!いいじゃん!
奏音
青春だね〜
奏音はとてもテンションが 上がってるようだ
奏音
で?で?名前は?てかいくつよ?
小春
制服着てたから高校生だと思う
小春
でも名前聞くの忘れた〜泣
奏音
うわ〜それはやってるわ
奏音
でも高校生ってことはワンチャンうちらと同じ学校なんじゃね?
小春
いやいやそんな偶然あるわけ…
奏音
あ!!!!
すると突然奏音が大声をあげた
小春
え?なにどうしたの?
奏音
今日文化委員の集まりあるくない?
小春
あ!!!!!!
小春
すっかり忘れてた!
クラスで男女1人ずつ 文化委員がいる
そして私がその文化委員なのだが
今日の昼休みに集まりがあることを すっかり忘れていた
奏音
クラス替え早々職務放棄とかやばw
小春
やばいやばい本当にやばい!
小春
教えてくれてありがとう!!行ってきます!!!!
奏音
はーい行ってらっしゃーい
そして私はダッシュで 集まりへと向かった
ガラガラガラ
小春
遅れてすみませ〜ん…
私は集まりのある教室のドアを開けた
先生
おーい、遅刻だぞ
小春
す、すみません…
先生
夢咲は2年1組か…
先生
なら美竹の隣だな
先生
早く席につけよ〜
小春
はい…
小春
(美竹…?)
小春
(同じクラスの文化委員って美竹くんだったっけ…?)
私は先生の指さした方向を見る
そこには桃髪の少年が座っていた
美竹 桃
うちの学年でイケメンだと有名で
クラスの女子からも人気がある
去年はクラスが違ったので 名前だけ知っていたが
面と向かって話すのは初めてだ
小春
ど、どうも…よろしくお願いしm
桃
はぁ…
桃
遅刻とかマジでありえねぇ
美竹くんは大きくため息をつくと 私にそう言い放った
小春
っ…すみません…
小春
(態度悪〜!?)
小春
(いや確かに遅刻してきた私が悪いんだけどさ)
小春
(そんな言い方は無くない!?)
小春
同じ文化委員って美竹くんだったんだね!
私はそれでも屈しずに話しかける
桃
そうだけど…お前なんて名前だっけ?
小春
(こっちは認知してあげてるのに!?)
小春
夢咲 小春です!よろしくね!
桃
あっそう…よろしく
小春
(いや冷た!?)
小春
(顔だけとはまさにこの事…)
小春
(でも1年間同じ委員会なわけだし)
小春
(仲良くなっとかないと…)
小春
美竹くんはなんで文化委員になったの?
小春
やっぱり行事とか楽しみたいもんね!
私は美竹くんに問いかける
桃
いや別になりたくてなったわけじゃ…
桃
ただ誰もやりたくなさそうだったから仕方なく
美竹くんは頬杖をつきながら そう答える
小春
(あれ?意外と優しい…?)
私は美竹くんの綺麗な横顔を 見つめながらそんなことを思った