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息が苦しい

足がもつれる

汗なのか涙なのか分からないくらい

液体が頬をつたる。

廊下には

自分の荒い息の音が響いていた。

あいつの部屋が見える

部屋の外には数人の医療兵がいて

ストレッチャーが置いてあった。

心臓が痛い

涙が止まらない

なんで俺は

あそこで身を引いてしまったんだ…。

rb

zm!!!

sn

びっっっくりした…

sn

rbか

rb

sn、zmは…ッ!

sn

大丈夫、息はしてるよ

sn

出血が酷いけど

sn

今から医務室に運ぶから、手伝ってくれる?

rb

あ……わかった

snはとても冷静だった

その様子を見たからか

処置を手伝っているうちに落ち着いてきた。

zmの顔は青白くて

もう動かないんじゃないかと思うくらいだった

怖かった。

sn

ありがとう、助かったよ

rb

ええよこれくらい……

rb

zmのためや。

sn

………

sn

見たと思うけど、自虐の跡が多すぎる。

sn

何ヶ月か前から部屋に籠ってたんだよね

rb

あぁ

sn

気づけないのは無理もない。

sn

rbのせいじゃないよ。

rb

……ありがと

sn

まぁ、もちろんzmが悪い訳でもない。

sn

誰も悪くないよ

sn

でも、まったくzmったら

sn

こんなに心配かけて……

sn

zmのこと、みんな大切だと思ってるのにね

rb

……笑

rb

そうやな、!

sn

ほら、会議室集合だよね

sn

早く行きな

rb

………

sn

大丈夫、ちゃんと見ておくから。

rb

…おん、行ってくる

rb

ごめん、遅れた

gr

構わない、snを手伝っていたのだろう

rb

……

gr

rb、すぐで悪いが、状況を説明してくれないか

sho

俺ら、なんもわかってへんねん

ut

zmに何が起きたのか、教えてくれ

rb

………

rb

…zm、自分の首を切ってたんや

shp

……ぇ、

em

自分の……首をッ…?

tn

まじかよッ……

rb

でも…ドアのすぐ近くだったみたいで

rb

偶然通りかかったsnが外に流れ出た血に気づいて

rb

対処してくれたんや

shp

そんな…ことが……

ci

zmはッ大丈夫なんか…ッ?

rb

重度の貧血状態やけど、一命は取り留めた。

rb

しばらく食事もしてなかったからッ

rb

栄養失調も酷いし……ッ

rb

この軍のッ…最高戦力とは思えんほどッ…

rb

やせ細っててん……ッ

kn

そうなんか……

rb

あの時ッ俺がそばにいなかったから…ッ!

rb

ごめんッッ…

em

rbさんのせいやないですよ!

gr

そうだ、起こってしまったものは仕方がない。

gr

今回の件は誰のせいでもない

gr

……だが、裏を返せば一人一人に責任があるということだ。

tn

……

gr

苦しい時、お互いを支えなければならないのは私達だ。

gr

今回、それを怠ってしまった。

gr

私も含め、それは反省点だな。

sho

……そうよな。

shp

気づかんふり…してしまいました。

ci

俺も…

kn

俺もや…。

tn

次から気をつければええ。

tn

zmは生きとるんやしな

tn

反省もそこそこに、zmが目覚めてからどうするかやで

rb

……そうやな

rb

お見舞い行けるって言われたで、明日にでもみんなで行こや

ut

、そうやな!

shp

フルーツとか持っていきましょ

ci

zmが気になっとったゲーム持っていこかな

sho

じゃあ俺は__

zm

お前

こんなに愛されてるで。

はよ起きて

話そうや。

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