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〜前回のあらすじ〜 寛由の実験が思ってたんとちゃうかった。

七瀬 あお

(どうしよう。今すぐにでもこの部屋から逃げたい。)

檜皮 寛由

あ、これ試すか

寛由が細い注射器を取り出した。 怪しい液体が入っている。

彼の表情は、普段 七瀬に向ける柔らかな笑みと同じだ。

檜皮 寛由

これ、いつも使わせてもらって所の試作品です。

檜皮 寛由

特別にプレゼントして貰ったんですよ。

部下だった人

っ…………?

檜皮 寛由

痛みを感じなくなる薬。

部下だった人

……?

檜皮 寛由

痛みを感じる神経を弱らせるらしいです。完成品ではありませんが、大丈夫でしょう

檜皮 寛由

万一大丈夫じゃなくても、貴方ならどうなっても良いんで。

部下だった人

っ………!!

檜皮 寛由

まぁ、痛みを感じずに死ねるなら幸せじゃ無いですか?ね。チクッとしますよ〜

七瀬 あお

(死ぬ前提なんだ……。)

部下だった人

ッ…………。

檜皮 寛由

肌抓りますよ

部下だった人

…ッい゛………、!?

部下だった人

……っ、?っ……?

寛由が嬉しそうに目を細める。

檜皮 寛由

あはっ…、ほんと、あの会社の物は即効性がありますね…。

檜皮 寛由

あれ?痛かったですか?

横たわっている彼が、困惑しながらも頷いた。

檜皮 寛由

あー、間違えました。これ、痛みを増幅させる薬だったらしい

部下だった人

!?

檜皮 寛由

いやぁ、もっと良く説明書を読むべきですね。参りました

七瀬 あお

(白々しい……)

檜皮 寛由

折角なのでこれも楽しみましょうか。

寛由が脚をあげ、その高そうな靴で 彼の額を踏みつけた。じりじりと力を込める。

七瀬 あお

ひっ……。

部下だった人

あ゛ッ………、!!ぁが………ッ

檜皮 寛由

チッ、お前の汚れた血でこの靴を汚すな

突然、寛由が七瀬の方に顔を向けた。

檜皮 寛由

そろそろ飽きましたね。

七瀬 あお

っへ?

檜皮 寛由

腕でも切断して放置しますか

部下だった人

ッ゛………、!!!

七瀬 あお

ひぇぇ……………

檜皮 寛由

あまり近づくと汚れますよ。さ、出ましょう

七瀬 あお

……。

七瀬 あお

(えっ。怖。助けて。あぁなりたくない。)

七瀬 あお

(裏切ったあの人が悪いとはいえ。無理だって。)

檜皮 寛由

わかりましたかね?私の実験がどんなものか。

七瀬 あお

え…………っと…

檜皮 寛由

まだ不十分でしたら是非次も…

七瀬 あお

わかりました!!完璧に!!!

檜皮 寛由

そうですか?良かった

七瀬 あお

(この人だけは絶対怒らせないこの人だけは絶対怒らせないこの人だけは絶対怒らせない)

梅重 天

……あ、おったおった。七瀬ちゃん、今時間ある?

七瀬 あお

はっ、はい。どうしたんですか?

梅重 天

稽古場来れる?銃の使い方とか教える。

七瀬 あお

(銃……)

七瀬 あお

(かっこいい!!!)

七瀬 あお

はいっ。

梅重 天

呼んできた〜。

檜皮 璃寛

ナイスー。

七瀬 あお

皆さん。

七瀬 あお

うっ、…あやめさん…

藤 あやめ

ニッコー

梅重 天

?お前、七瀬ちゃんに何かしたん?

藤 あやめ

ちょっと遊んだだけ〜

一色 凛音

えーっと…。現場に出ることが多い僕らから、基礎となることを教えるね

一色 凛音

運動神経は良いほう?

七瀬 あお

ぼちぼち、…ですかね

一色 凛音

OK。まぁ大変な現場は任せないから安心して

一色 凛音

んー、でも近距離戦の立ち回り方は知っといてもらおうかな…

一色 凛音

そっちは得意なあやめ、璃寛。よろしく

檜皮 璃寛

任せろ!

檜皮 璃寛

慣れてくると脚の角度やら何やらで、大体次の相手の行動が分かるんだけど…。

七瀬 あお

すごい…!

檜皮 璃寛

へへ、だろ?

檜皮 璃寛

でも、実際そういう状況になったら、防御に徹して。

檜皮 璃寛

助けに行くから

七瀬 あお

……はいっ。

七瀬 あお

(心強い…。)

藤 あやめ

じゃ、威力を最小限にする攻撃の受け方を教えればええ?

梅重 天

うん。

藤 あやめ

まずは俺と璃寛でやるか。俺防御な

檜皮 璃寛

オッケー。いくよ!

七瀬 あお

っふー…、どうですか…っ?

檜皮 璃寛

いいね!上手くなった。

藤 あやめ

もうええんちゃう?初日でこんくらいできりゃあ上出来やろ

七瀬 あお

(やった……!)

七瀬 あお

あれ…、天さんは?

一色 凛音

もう戻ったよ。天、刻辺りは忙しいんだよね

一色 凛音

寛由も実験やってるから、僕らより忙しそう

七瀬 あお

あっ……。実験……

七瀬 あお

(思い出したくなかった…。)

檜皮 璃寛

一色 律

銃の扱いは俺らから教える。

一色 凛音

うん。

檜皮 璃寛

二人は幹部の中でもトップクラスで銃の扱い上手いんだ。

七瀬 あお

そうなんだ…!

檜皮 璃寛

そう。凛音は近距離のショットガン、律は遠距離のスナイパーライフルが得意。

七瀬 あお

えーっ、かっこいい!!

一色 凛音

僕はみんなと比べて非力だから、小物の扱いを極めただけだけどね。

七瀬 あお

そうなんですか?

一色 凛音

うん。弓なんかも使えるよ

七瀬 あお

えっ、弓!すごい…!

一色 凛音

ふふ、ありがとう。

一色 凛音

兄さん、銃の準備できt

ドンッッッ、ガシャーーンッ。

一色 律

……あ。ミスった

一色 凛音

……。

七瀬 あお

…高そうな花瓶が………

檜皮 璃寛

粉々………。

おまけ

一色

檜皮 璃寛の自己紹介です。

檜皮 璃寛

どーも!檜皮璃寛です!

檜皮 璃寛

28歳、5月1日生まれ、血液型はB型!

檜皮 璃寛

ちなみに俺は大阪出身〜

一色

え。方言使わないんですね?

檜皮 璃寛

正直、こんだけ東京にいたら対して出ないんだよね。

檜皮 璃寛

人によるかもだけど、俺は出ない。俺の関西弁聞きたい人はいいねよろしく〜!

一色

仕方ない、たまに関西弁喋らせるか

檜皮 璃寛

喋らせるとか言うなよ

一色

また次回でお会いしましょう。

マフィアグループ「檳榔子」に捕まりまして。

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