彼がくれる薬は

その夜

私は猛烈な不快感に襲われていた、とてつもなく不快で気持ち悪い

それを何とかしようと、私はベッドの上でのたうち回っていた

体がおかしい

何で、こんなことに

……真逆

あの薬の所為？

びちゃびちゃと吐瀉物が床に広がる

ガチャリ、とドアが開く

ドス君は微笑を浮かべ、私を見つめている

ドス君が欲しいな

ドス君が、欲しい？

今までそんな事考えた事もなかった、

私、おかしくなっちゃってる、どうしよう、あの薬の所為だよね、きっと

性欲が高まるのを感じる

犯して欲しい、そう思ってしまった

私は涙が浮かんだ目でドス君を見つめる

頬は紅潮し、汗をかき、はぁはぁと荒い息遣い、誰が見ても欲情しているということがわかるだろう

ドサッとベッドに押し倒された

私はこの後されることを悟り、恐怖と期待の感情が込み上げてきた