鳴海弦
あと少しでプラチナランクあと少しでプラチナランクあと少しで…
稲世ラム
あの鳴海隊長…
鳴海弦
静かにしろ今この瞬間に全てがかかってるんだ!!
稲世ラム
あ、はい
その気迫に負けて 鳴海隊長の胸の中で縮こまる。
薄暗い部屋の中、
鳴海隊長の独り言と ゲームの効果音がこだまする。
稲世ラム
( いつまでこうしていれば
良いんだろう… )
良いんだろう… )
私は聞こえないように 小さく溜息を吐いた。
イナセ 稲世ラム、 防衛隊第1部隊小隊長。
そして布団に座りながら 私を後ろから抱き締めているのは
防衛隊第1部隊隊長の 鳴海弦。
私の頭にあごを置いて、
胸の前に腕を回して コントローラーを握っている。
鳴海弦
あと少し!よしよしよし
長谷川エイジ
鳴海、稲世を知らんか…
稲世ラム
あ、長谷川さん…
稲世ラム
タスケテ…
長谷川エイジ
…
鳴海弦
ナイスアシスト!いけるいける
長谷川エイジ
ドカッ!
ドンガラガシャーン!
鳴海弦
あ゙ーーー!!?
目の前のテレビと ゲームの機体が吹っ飛ぶ。
部屋に来た長谷川さんが 蹴り飛ばしたからだ。
鳴海弦
何してくれるんだ長谷川ァ!!!
鳴海弦
もう少し…もう少しだったのにぃぃい!!!
長谷川エイジ
稲世を監禁するなと何度言ったら分かる?💢
鳴海弦
監禁などしていないが!?
鳴海弦
こうした方がゲームの効率が上がるんだよ!
鳴海弦
ボク専用抱き枕係!わかるか!
稲世ラム
ひえっ!
鳴海弦
ラムが良いって言ってるんだからボク達の勝手では!?
稲世ラム
( 近い!!! )
ギュッと私を抱きしめて 叫び倒す鳴海隊長。
距離の近さに 心臓がバクバク早鐘を打つ。
稲世ラム
😿
長谷川エイジ
稲世の顔のどこが「良い」と言ってるんだ…
長谷川エイジ
とにかく稲世を解放しろ、長官から招集がかかってる
鳴海弦
功さんが直属に…?
鳴海弦
仕方ない、終わったらすぐにここに戻ってこい
稲世ラム
え…
鳴海弦
いいな?
長谷川エイジ
よくない ゲシッ!!
鳴海弦
痛ァっ!?
鳴海弦
長谷川お前イカつい顔して暴力まで振るって…
クドクドと鳴海隊長が 文句を言いはじめる。
長谷川さんが 「今のうちに行け」と
口パクしてくれたのを見て、
私はそーっと 鳴海隊長の部屋をあとにした。






