アメリカ嫌われ

酷い

俺をこうさせたのはお前なのに

こんなこと言うならちゃんと愛してくれればよかったのに

みんなに嫌われたのもアイツのせいなのに

意味がわからない

俺は半泣きになっていた

分かっていた

口に出しても

こんな時に話してくれる人が欲しかった

アイツのせいだと思っても

憎んでも

恨んでも

もう手遅れなのだから

こんな時にちゃんと言いたいことが言えれば

怒れたら

いや....俺は怒れないだろう

俺は怒っていると言うよりか悲しんでいるだけだから

いや...もうどうでもいいのかも知れない

自分のことももうどうでもいいかも知れない

....

そう言って俺は布団に入っていった

.....

......

ｼﾞﾘｼﾞﾘ

タイマーの音がうるさい

時計を見ると7:58

学校は8:10だ

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

やばい

やばい

急がなくちゃ

疲れた

めっちゃ疲れた

8:7

入りたくない

また嫌われる

いやもう嫌われているから

どうでもいいや

....

頑張ろ

ﾊﾞｯｼｬｰﾝ

...

水がバケツごと飛んできた

意味わからんい

しかもめっちゃ濡れた

あたりがシーンと静まる

俺のせいなのだろうか

分からない

もっと面白い反応があったかもしれない

着替えなきゃ

生徒会室

ここはほとんど俺しかいない

から着替えるのにちょうどいい

でも着替えたくない

着替えが女用しかないから

性別に囚われるのは嫌

男の子らしく生きるのが好き

女で生まれて来なければ良かった

そもそもなんで生まれたんだろう

どうせ大人の遊びで間違って産んだんだろう

そう言って俺はシャツを脱いだ

そして望んでもないスカートを足の通した

落ち着かない

まあいいや仕事しよ

授業なんてめんどくさいし

やる国俺しかいないし

まあ望みすぎだよね

頑張ろ

疲れた

もう昼頃か

ガチャ

なぜお前がここに来る

意味がわからない

何こいつ

クセ強いなあ

なぜ初対面の人にこんな気軽に話せるのだろう

そう言ってこいつは勝手に椅子に座って昼食のサンドイッチを食べ始めた

なんか

楽しいかも