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赤嫌われ・愛され 通報×

リクエストありがとうございます!

みんなが俺に冷たいのも

俺のこと嫌いなのも

全部知ってるよ

知ってるけど、知らないふりするんだ

だって、認めたくないから

ずっと6人で頑張ってきたのに、

俺が出来損ないだから

ダンス覚えるのがみんなより遅いから

上手く歌えないから

可愛くないから

かっこよくないから

気持ち悪いから

普通じゃないから

お疲れ様です、

スタッフ

お疲れ様です

スタッフ

皆さんあちらで待機してますよ

ぁ、ありがとうございます

知ってるよ

だから別の場所にいたのに

桃くんっ、お疲れ様っ…!

サムネ

へ、?

サムネ、作っといて

ぁ、うん、わかった

お疲れ様もなしかよ

サムネ作るの桃くんの日だったじゃんか

雑用俺にばっかり押し付けて

はぁ、

サムネ作って

動画作って

放送して

同じことの繰り返し

だんだん楽しくなくなって

ただ終わりをずっと願い続ける毎日

消えちゃおうかなぁ…笑

なんて思ってもどうにもできなかった

ライブが近づいてきて

ダンスの練習が始まった

先に動画を何回も見て覚えてきた

だからみんなに迷惑かけないと

思いたかった

スタッフ

わんつーすりー

みんなについていけていた

最後のターンまで完璧にしようとした

ターンをしようとして回った時

今までの疲労、ストレス全てに襲われ

視界が歪んで

っ″…

おまけに足首も捻ってそのまま転倒

赤っ″、?!

久しぶりに見たメンバーの心配している顔を見て

俺は意識を失った

んっ…

俺は病院に運ばれたらしい

腕には点滴

足首には包帯が巻かれていた

そして俺の相方が俺の手を握りながら 眠っていた

久しぶりの優しい温もりに涙が溢れた

黄くんの手に涙が落ちて ゆっくりと目を開けた

ぁ、赤…!

泣いてるっ、?

っ、ぅ

喋りたくても喋れなくて

そんな自分が嫌になってくる

…ごめん、ごめんね、泣

僕たちのせいで、

赤をここまで追い込んじゃって、

き、らぃ…泣

俺の口から出る言葉はそれだった

メンバーのことを本気で嫌っている わけじゃない

でももう少し早く助けて欲しかった

自分も含めて優しくしてくれるメンバーに嫌なことをぶつけてしまった

っ、そうだよね、

酷いことしたんだから…当然だよね、笑

…ごめん、少し出るね、

せっかく優しくしてもらったのに

どうして俺はこうなんだ

ははっ、笑

消えたい…

自分にイライラして

わけもわからず腕に爪をたてていた

そのせいで皮膚がぼろぼろになり

真っ白なシーツが一部血で真っ赤に 染まった

赤く…ぇ、

そんな光景を見て、部屋に来たメンバーは呆然と立ち尽くしていた

赤、赤?!

また1人やってきた

でもそいつは、すぐに俺の方に駆け寄り

駄目だよ、赤…やめて、

もうこれ以上、自分を傷つけないで…

俺の手を掴んで、血が溢れる腕を 簡単に布で縛った

青、ナースさん呼んできて

っ、ぁ、うんわかった、!

赤ごめんな…

抱きしめられる直前に恐怖に襲われ 腕で拒否してしまった

ぃや、、

…怖いよな、ごめん

分かって貰えたようで、桃くんは 椅子に座った

その後他のメンバーも来て先生も来て

簡単に説明されたり、謝って貰えたけど

何もかもどうでもよく感じた

そして数日後、退院した

一旦、みんなで会社に戻り

会議室でみんな席に着いた

赤くん、これからどうしよっか

1人だと危ないもんね

ぇ、っと

なんて返すのが困らせないのか 分からなくなって何も言えなくなる

ん~…ぁ!

みんなで住むのはどうや?!

それなら1人が見れなくなった時でも安心だね!

じゃあそうしよっか

ぇ、

俺の拒否権なしに話がおわった

そして6人での生活が始まった

赤くんおはよ

おは…よ、

体温測ろっか

ん、熱なしっと

熱があっても隠す俺の対策用に 毎朝熱を測ることになった

そして恐怖心を無くすために

ぎゅ~、抱

んっ、

必ず1日に1回以上 メンバーとハグをする

あ~!

びくっ、

僕も赤くんとぎゅ~したい~!!

はいはい、笑

んわぅ、

ん~暖かい…

青ひゃ…もう終わりっ、

え~

赤あ~

…あむっ

偉いね~

おいし?

ん、

赤もう1口

おなかいっぱい…

わかった、

昨日より食べれて偉いね

ぅん、

赤~、

お薬の時間やで

ぅえ、

こら~逃げようとするな、笑

苦い…

薬飲めたらご褒美あるよ

…飲む

偉いな

ん、っく

よくできました~!

赤ご褒美のハグ~!

ぐぇ、
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