作者
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あれから数日後 ホムラはいつも通り明るくチーノたちと接していた。 そのせいでチーノとショッピはあれ以上ホムラを何とかすることはできていない。
そして任務当日
ホムラ
大先生
ショッピ
ホムラ
笑顔を一転させ、真剣な顔付きになった。 それを見てみんなも気が引き締まる。
計画ではホムラとショッピが所長の取り押さえ、大先生とチーノ、そして隊員たちが子供の救出ということになっている。
ホムラ
ショッピ
ホムラ
大先生
チーノ
救出は計画通りに進み、所長も取り押さえた。 あとはヤクの場所を聞き出すだけである。
ホムラ
所長
ホムラ
ショッピ
ホムラはツカツカと子供部屋の方へ歩いていく。 壁を叩いて音を確かめたかと思うと、ある一点に向かって一発殴った。
大先生
ショッピ
壁に空いた穴から次から次へと出てくる白い粉や葉っぱ。
ホムラ
所長
ホムラ
ホムラはにやにやしながら所長の前に粉が入った袋をプラプラとさせた。 所長は悔しそうに顔を逸らした。
ホムラ
チーノ
そこに居たのはあの日助けると約束した少年だった。
少年
ホムラ
少年
ホムラ
少年は元気よく手を振って去っていった。
大先生
ショッピ
ホムラ
チーノ
ホムラ
ホムラ
ホムラ
ホムラは少年が去っていった方をじっと見つめていた。
大先生
ショッピ
大先生
チーノ
ショッピ
ホムラ
大先生
その日の夜、ホムラは夢を見た。
ホムラ
そこは外国の街並みで、ひとつも知っているものがない。 ホムラはしばらく歩いていた。
ホムラ
ホムラ
何故かそれまでの生活のことが思い出せない。 仲間の顔も何もかも忘れている。
ホムラ
???
急に後ろから声をかけられて驚く。 知っている声だ。
ホムラ
兄さんの記憶だけははっきりと残っている。 ホムラの大事な人。
ホムラ
兄さん
ホムラ
兄さん
兄さんは花を1輪差し出した。
ホムラ
兄さん
ホムラ
兄さん
兄さん
ホムラ
ホムラ
嫌な汗が額を流れていった。 どうして夢なのにこんなにリアルなのか、ホムラは嫌な予感がした。
ホムラ
ホムラ
ホムラ
ハマナスの花言葉 「悲しくそして美しく」
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