午後12時
僕はお屋敷を前に深呼吸
目指すはベランダ
すっと羽を広げると すぐにベランダに着いた
静かにノックすると カラカラと開く窓
彼女
僕
彼女
僕
薄く笑うと
釣られたように彼女も 目尻を下げた
他愛もない会話を終えると
僕はそっと彼女を抱えて
飛んだ
彼女
驚く彼女を落とさないように
慎重に夜空を飛行する僕
少しすると慣れてきたのか
僕の首に巻かれた 腕の強さが緩んだ
彼女
僕
不思議そうな彼女を横目に
背後に生えた黒い羽を指す
頷く彼女が見えたので 薄く笑って答えてみせた
僕
僕
彼女
僕
彼女
呆れるように笑いながらも 少し嬉しそうな彼女
……僕の正体はまだ 話さないでおこうかな
僕
僕
彼女
彼女
彼女
僕
彼女
僕
僕
勿論、偽りの名前。
彼女
僕
彼女
魔由
僕
僕
魔由
魔由
優しく笑った彼女が
月光に照らされて 美しく輝いていた
魔由
僕
僕
魔由
魔由
僕
おどけたように言いながら
不安そうな彼女の顎を スッと上げる
薄紅色の唇がなんとも綺麗だ
魔由
僕
僕
安心させるように言って
華奢な肩を抱きしめて
そっと彼女の髪に 口付けを残した
続く
コメント
12件
菜月のストーリーやっぱ好きっ!(音穏ですよー)
あらすじ見て気になったので調べて見ましたが、髪の毛へのキスは「可愛いな」「構ってほしい」「独占したい」という気持ちを持ってしているとかなんとか… 合ってますかね?笑
うっすべにぃ〜いろぉ〜♪↩︎