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❥ 伶菜( レイナ ❥ 幽霊 ❥ 甲斐が好き( love

❥ 甲斐( カイ ❥ 人間 ❥ 伶菜がすき( like

甲斐

は、

甲斐

伶菜が亡くなった、?

彼は、クラスメイトにそう知らされた

そしてその報告を受けたあと

彼の目からは雫が流れ落ちていった

甲斐

伶菜ッ、伶菜ッ、!

私の名を叫びながら。

クラスメイトは先に帰り、彼だけが1人で泣いていた

そして教室は暗い雰囲気に包まれる

私は貴方の前に現れて、こう言うんだ

伶菜

私ね、幽霊になっちゃった

伶菜

へへっ( 笑顔

甲斐

え、伶菜、

甲斐

伶菜なのか、?

伶菜

うん、そーだよ

伶菜

甲斐くんに会いたくて来ちゃった

そう言うと、もっともっと甲斐くんの目から雫が流れ落ちる

伶菜

やだなー、もぉー

伶菜

折角私が来たのに泣かないでよー!

甲斐

ごめんごめん( 泣笑

伶菜

甲斐くん、私が会いに来たこと絶対誰にも言わないでね?

伶菜

契約だからねっ

甲斐

あぁ、伶菜が言うんだから勿論だよ

伶菜

ありがとっ

その契約を交わし

伶菜の、非日常恋愛物語がスタートする

伶菜

甲斐くーんっ

伶菜

会いに来たよっ

授業中、彼の机の目の前に現れる

彼はちょっと戯けて

甲斐

ちょ、伶菜、!( 小声

甲斐

今授業中!

伶菜

いーじゃん

私はほんのちょっと揶揄う

伶菜

私が教えてあげるよ

甲斐

お、まじ?

伶菜

もちろん

そんなことを言って、彼の近くにいる事を許して貰う

先生

じゃあ此処を甲斐

甲斐

えぇ、わかんな

先生

解らなくても答えろー!

クラスがどっと笑う

でも彼だけは笑わず必死になって考える

伶菜

かーいくんっ、ここはね__だよ

甲斐

えっと__です

先生

正解だ

そう言われて席につき

甲斐

伶菜、ありがと( 小声

と囁く

次は甲斐くんとそのお友達が遊ぶ、

ボーリングセンターに会いに行く

伶菜

甲斐くーん?

甲斐

れ、伶菜か

甲斐

違う幽霊現れたのかと思った( 笑

また戯けて、2人で笑い合う

友達

次、甲斐がやってみてよ

甲斐

えー、俺ボーリング苦手なんだけどぉ

友達

じゃあなんで来たんだよ( 笑

甲斐

楽しそうだったから、?

甲斐くんの友達が笑い、

思わず私も笑う

伶菜

じゃあさ私がボーリング教えるからやってみてよ

こくり、と頷き

私はほんの少し指導する

甲斐

俺、やりまーす

友達

まじ?できんの?( 笑

甲斐

見てろよー!

そう言いながらボールを転がし、

全てのピンを倒す

伶菜

ストライクだっ!

この私の声に甲斐くんがぱあっと笑顔になる

甲斐

うっしゃぁー!

友達

すんご、

甲斐くんが笑顔になると

私も笑顔になる

だって私が好きになった笑顔なんだもの。

あんな日常を毎日繰り返し

やがては甲斐くんもこっちへ逝く

それまで先に逝った私と、ずーっと一緒に遊んだ

そしてあの世でも。

終わることのない、幽霊の大恋愛

ご提供 : 「田中風羽」様

一 次 創 作 短 編 集 ‪𓂃 𓈒𓏸◌‬

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