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あさくら
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#クトゥルフ神話TRPG
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かほり
酢太郎
「なるほど。鎌倉時代の本」
司書はそう言って歴史関係の書籍が並ぶコーナーへと酢太郎とかほりを案内した。
そして、『太平記』という本を紹介した。
「鎌倉時代の歴史的な書物です。これに何か関連したことが載っているかもしれませんよ」
また何かあったらきいてくださいね、と司書は去って行った。
KP
KP
🎲 安田 酢太郎【図書館】➔ 失敗
🎲 山ノ下 かほり【図書館】➔ クリティカル
かほりは、バサァッと勢いよく本を開き、吸い寄せられるように、とある記述に目が留まりました。
初代執権北条時政が、毎夜夢の中で子鬼に苦しめられていた。
ある日、夢の中で翁が現れ、時政所有の太刀の守り神であると告げ、「わが錆を清めれば鬼を退治しよう」と言う。
時政は夢の翁の言うとおりにし、抜き身のまま枕元に置いて眠りに就いた。
すると、夢に現れた子鬼の首を、ひとりでに倒れてはねたという。
その逸話から、この太刀は鬼丸国綱と名づけられた。
文献には太刀の写真も載っており、それはまさに、夢の中で酢太郎にバッサリと一太刀を浴びせた見覚えのあるそれだった。
酢太郎
酢太郎
かほり
酢太郎
かほり
酢太郎
酢太郎
かほり
酢太郎とかほりは、文献を持って先ほどの司書を探しました。
かほり
「何の刀について調べるんですか? 人気の刀剣なんちゃらみたいなヤツを調べるんですか?」
酢太郎
酢太郎は文献を広げて司書に指し示した。
司書は心当たりがあったらしく、一冊の刀剣の名鑑を持ってきて、ふたりの前で開いた。
「【鬼丸国綱】は、三日月宗近などと並び称される立派な業物、所謂“天下五剣”と言われる有名な刀です」
かほり
かほり
「実はこの刀いま、市内にある近くの美術館で展示されているんです。 ですが……最近、未遂も含めて刀の盗難が相次いでいるので、警察が警備を強化しているという話ですよ」
「もしよければ、見に行かれてください」
そう言って司書は、酢太郎とかほりに美術館のチラシを渡した。
かほり
酢太郎
美術館前。
KP
🎲 安田 酢太郎【目星】➔ 成功
🎲 山ノ下 かほり【目星】➔ 成功
司書からもらったチラシについていたチケットのおかげで、酢太郎とかほりは無料で入館することができた。
美術館から出て来た人々の会話から、今は比較的館内が空いている時間帯であることや、【鬼丸国綱】は企画展示室で展示されていることなどが聞こえてきた。
ふたりは、迷わず企画展示室へと向かった。
企画展示室にはポツポツと人がいるのみで、酢太郎とかほりはすぐさま【鬼丸国綱】の前に辿り着いた。
ガラスケースの奥で輝く刀身。天下五剣の一振りで名物と言われるに相応しい美しさ。 刃こぼれが一つあるが、【国綱】の銘もハッキリと読み取れる。
KP
🎲 安田 酢太郎【目星】➔ 成功
展示されている【鬼丸国綱】を眺めていた酢太郎の端を、ふとひとりの人物がかすめた。
ガラスケースに着物姿の男性が反射して見えた。 その男性は、夢の中で見た老人に妙に似ている。
着物の老人は、人々の間を縫って留まることなく歩き、酢太郎から遠離っていく。
酢太郎がその後ろ姿を目で追っていると、着物の老人はクルリと振り返り、手招きをした。
酢太郎
酢太郎
酢太郎は老人の後を追い、かほりも酢太郎についていった。
着物の老人を追って企画展示室の外へ出ると、老人はすでに通用口の前にいた。スッと部屋の中へと入っていった。
バァン!
酢太郎は勢いよく部屋のドアを開け放った。