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米(ヨネ)

こんにちは!いらっしゃい世界へ!

米(ヨネ)

よねです!

米(ヨネ)

恐縮ながら、コニカルビーカ様のビーカーコンテストに参加させていただきます。

米(ヨネ)

詳しいことは、コニカルビーカ様の「コンテストのお知らせ!(イラストあり)」へ、とんでください!

米(ヨネ)

というか、このコンテストのためにTELLERをいれたんですよ!

米(ヨネ)

コニカルビーカ様が大好きで、コンテストをする。と聞いて書きたくて。もともと、ブラウザからとんで見てましたからね。

米(ヨネ)

コニカルビーカ様の思うような作品になったかはわかりませんが、みなさんに楽しんで見ていただければ幸いです!

注意。BL! いむしょー、しょーいむ 捉え方によって変わります。

地雷ブラウザバック! 通報禁止。

米(ヨネ)

それでは、いってらっしゃい!

私の名は初兎。この家の跡継ぎです。

私の家は今では珍しい財閥の一家でしたので、箱入り息子でした。

私の世界は、この家の敷地まで でした。

はぁ…。外の世界はどうなっとるんやろなぁ…。

今日も庭で大好きなラベンダーの炭酸をすすります。

これは、五歳の誕生日に科学研究者の ifさんから作り方を教えてもらったものです。

今までの誕生日は、経済の本ばかり でしたのでその美しいものに嬉しさを隠せませんでした。

そしていつしか、これを飲むことが 日常になっていました。

ふぅ…。落ち着く…。

ラベンダーにはリラックス効果があるようで、不安や寂しさをまぎらわせてくれました。

しかし、心に空いた穴だけはふさがりませんでした。

…疲れた…。

いつかは幸せが訪れると、 信じて止みませんでした。

そしてその時がやって来たのです。

???

~。

(あれ…。さくの方から声がする…。)

さくのもとへ走るとそこにいたのは 水髪の男の子でした。

さくをよじ登ってこちらに入ろうと しています。

???

あ、初めまして!君、この家の子?

私は固まってしまいました。 初めて同じ年ぐらいの子と出会ったのですから。

???

僕はほとけ!いむくんってよん…うわぁっ…!

その子はさくから落ちてこちらに 入って参りました。

???

いったぁ…!

大丈夫…?ていうか何しに来たん?勝手に入ったらお父様にしかられちゃうよ…?

???

怒られてもいーの!僕、君と友達になりたいの!

友達。 対等の立場で親しく付き合っている人

そんな意味だった気がします。

え、急に言われても…。

???

友達に急とかないって!
ねぇ、なろ!ダメ?

私はたまらず笑ってしまいました。 嬉しかったからです。

いいよ。友達になろ?

私の世界はそこから 変わっていきました。

初兎ちゃーん!きたよ!

おうおうw元気やなぁwどうぞ。

いむくんは私の知らない世界を 話してくれました。

最近、たぴおかって言うやつが流行ってるの!

た、たぴおか…?

えっとね、飲み物の中に入ってるモチモチしたやつのこと!がてぃ美味しい!

がてぃ…wそんなに美味しいん…。外に出たら食べてみたいわぁ…。

いむくんは流行にうととい私にも嫌な顔をせずに話をしてくれました。

そしていつのまにかラベンダーの炭酸のように、いむくんといることが日常になっていました。

あ、そろそろ時間だね。また来るね!

うん。きぃつけてな。

私はいむくんが大好きでした。

いむくん。これ、飲んでみて…?

きれー…!なにこれ…!

とある日。私はいむくんに水色の飲み物を渡しました。

太陽の光を反射して輝くそれは いむくんみたいでした。

らむねって言うらしいんやけど…。
もしよかったら…。

いーの!?ありがと!

いむくんはらむねを口に運びます。

ん~!美味しいっ!ありがとう初兎ちゃん!

そういって笑ういむくんは… 本当にきれいでした。

ねぇ、初兎ちゃんが飲んでるらべんだー…?も飲んでみたい!

え…あ、うん、いいで…?

いむくんに飲みかけを差し出すと、 いむくんはごくっ…と 一口飲みました。

あ、らべんだーも美味しい…!

せ、せやろ?

私の心臓がうるさいほど音を たてました。

間接キス。

そう考えて、なりやまない心臓に耳をかたむけていました。

あ、そろそろ時間だね。また来るね!

あ、うん、えっと…ま、またな!

私はその時にはきずいていました。

自分の恋心に。

それから毎日のように一緒に 飲んでいました。

しかし最近、様子がおかしいのです。

それで…ね……………………………。

…ん?いむくん…?

……あ…えっと…どこまで話したっけ?

ボーっとしていることが 多くなりました。

まるで、電池が切れかけている おもちゃみたいに…。

大丈夫?具合悪いん…?

ううん!ごめんね。今日は…もう帰るね。

え、あ…。

ばいばい。初兎ちゃん。

それからいむくんは家に 来なくなりました。

前のように幸せを求めるだけの日々に戻ってしまいました。

いえ。もっとひどいかもしれません。

今の私はいむくんが全てでしたから。

いきていたく、ない。

泣きながらそう呟くと、柵の方から 音がしました。

っ…!?いむくんっ!!

???

初めまして。初兎さん。

そこにいたのは桃髪で 白衣を着た人でした。

そして雨でもないのに、 傘をさしていました。

っ…。どちらさまですかっ…。

ないこ。ifさんと同じ科学研究者です。

お時間よろしいですか。仏…イムのことで話があります。

その日。私は初めて家を 抜け出しました。 外の世界はいむくんがいったとうり きらきらしていまいた。

けれど、美しく見えませんでした。 ただ不安で辛かったからだと思います

ここです。

つれてこられたのは研究室でした。

研究室にはifさん、 そして中央に…いむくんがいました。

いむく…ん、?

私は言葉を失いました。 だってそこには、体が鉄でできた いむくんがいたのですから。

そしてその、鉄でできたいむくんの腹あたりが開いてあり、中の一部が破損しているのも分かりました。

どういう、こと、なん…。

i

ずっと…いわなあかんって…わかってたんだけど…。イムは…、ロボットなんよ。初兎の寂しさを埋めてやりたくて作った…。

ロボット。

その言葉を聞いて目の前が 真っ白になりました。

こわれたの…。これが原因で、ね。

ないこ様の手にある紫の液体。

らべんだーの…炭酸…?

i

炭酸って鉄溶かすから…。毎日のように飲んでたら…溶けて壊れる…よね。

体の震えが止まりませんでした。

俺のせいで…いむくんはっ…!

私はないこ様かららべんだーの炭酸を奪い取り、床に向かって 投げつけようとしました。

初兎さんっ…!

もう…!こんなものっ!いらない!

するとふわりと、 暖かい声が聞こえてきました。

初兎ちゃん。やめて。

パッっと上を向くといむくんが 寂しそうに笑っていました。

いむくん…、、

初兎ちゃんは悪くないよ。

でも…!

初兎ちゃんがラムネくれたとき、 すっごく嬉しかった。 二人でいるのが何より楽しかった。 僕、ロボットだけど…暖かいと思った

けど…俺がこんなことしなきゃ、いむくんと今も…!

初兎ちゃんは僕といる時間嫌だった?

え…?

僕の言うこと否定ばっかするじゃん! そんなに気負わないで! 僕が…初兎ちゃんに会わなきゃ よかったわけ…?

違う!いむくんといる時間が…!何より幸せだった!俺も一緒なの!いむくんが…!大好きだから!

っ…!そっかぁ…。なんか嬉しいな。 じゃあ、自分を攻めちゃだめ。 僕は幸せだったよ。

いかないでっ…!

じゃあ、またいつか…一緒にラムネとらべんだーを飲む日までお別れ。

っ、また、な。いむくん、

ばいばいやない。また会おうね。

うん…。ありがと…、

大好きだよ、初兎ちゃん。

っ…!うわぁぁぁぁぁぁ!

いむくんが動かなくなったあと、俺は声をあげて泣いていた。

そして足元のらべんだーの炭酸が、 きれいに輝いていた。

数年後。

おはよ!しょにだ!

おはよ。

ん、おはよ。りうちゃん。ゆうくん

俺はifの研究室を買い取った。

仲間もできて、充実している。

そういえばしょにだってなんで有名な財閥の一家なのに、研究室なんてやってるの?

…初恋の人を…よみがえらせるためよ。

え…?どういうこと…?

聞く…?だけどそのかわり…。

俺の研究手伝ってね。

またいつかふたりで飲もう。

あのらべんだーを。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

11

ユーザー

遅くてすみません&フォロー、ブクマ失礼します。 めっちゃ好きもう号泣.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚. 素敵な作品をありがとう!

ユーザー

コメント失礼です。 物語作るのめちゃ上手ですね! めちゃ遅いけどグランプリおめでとうです!この物語すっごい好きです あの週8で読めるレベル((

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