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りうら

しょにだ、もう大丈夫そう?

初兎

大丈夫。

初兎

心配かけてごめんな?

ほとけ

ほんとだよ〜!初兎さんいなくなったら僕生きていけない!

If

大袈裟やなぁ?w

ほとけ

ほんとだよ!初兎ちゃん、僕の幼なじみだもん!

りうら

しょにだが無事で本当に良かった。

If

3年やったっけ?後でみんなで潰しに行こうな。

ないこ

そうだね。でも、それはちょっと先になるかな。

ないこ

予定が大分狂った。

ないこ

planA、継続はするけどなるべく大幅な変更がないようにお願い。

初兎

········僕のせいや、ごめん。

悠佑

初兎のせいやない。1年を散らばらせた俺が間違ってた。

りうら

大丈夫、しょにだ。

ほとけ

初兎ちゃんいじめたやつが1番悪い!

If

間違いないなw

ないこ

じゃ、ペアごとに分かれて持ち場に着いて。

ないこ

怪我したらすぐにここへ来ること、もしペアが全滅したらその時は·······

ないこ

連絡して。俺達が向かうから。

ないこ

連絡できなかったら············それは、多分敵の人が学園の臨時病院に運んでくれる。

ないこ

リタイアにはなるけど、生きてればOK。

ないこ

じゃ··········

みんな、行こう!

in青組

ほとけ

にしてもさぁ·······来なさすぎじゃない?敵。

If

来ないに越したことはないやろ。

ほとけ

でも、なんかおかしいなって·····思う。

ほとけ

もし、先に拠点襲撃されてたらどうしよう。

If

そんときはそんときや。ないこが対応するやろ。

If

アイツ、自分が弱いと思っとるから自分を後衛に配置したんやろうけど、

If

ほんまはめちゃくちゃ強いから。

ほとけ

でもりうちゃんは1年生だし、初兎ちゃんはもっと心配······

If

お前も1年やろw
俺はある意味、突拍子の無いお前の方が心配やわ。

ほとけ

それは酷くない!?

If

事実や、事実。理解しろ。

ほとけ

いふくんのお陰で氷の魔法上手く使えるようになったんだよ!

If

違くねぇだろ。

If

俺のお陰、な。

ほとけ

あっ、違·······

ほとけ

偉そうに言わないでくれますー?

ほとけ

てか肌寒くない?

If

全然。

ほとけ

うっそー!?痩せ我慢すんなって!

If

俺は得意魔法水と氷やから耐性ある。大抵皆生まれつきそうやろ。

ほとけ

やだいふくん麻痺ってる!

結局誰も来やしないだろう。

そんな楽観的な考えを持ち、いふくんと談笑をする。

完全に緩みきっていた。

完璧に気が抜けていた。

"油断していた"

モブ(使い回し)

···············氷つけ!

If

ほとけ避けろ!

急襲を仕掛けてきた。

辺りは凍りつき、冷たい空気が充満する。

寒い。

手が悴む。

杖を持つ手が震えた。

ほとけ

やばやば!氷来る!

If

おいノロマ早く動け!刺さるぞ!

ほとけ

ノロマじゃないし!

迫る尖った氷を空中で身を翻して避けた。

If

············思ったよりやるやん。

ほとけ

ふふん。でしょ。

モブ(使い回し)

クソッ、避けられた!

モブ(使い回し)

おい、こうなったら一斉攻撃だ!行くぞ!

ほとけ

どこからでも掛かって·········

ほとけ

···············え?

If

え······多ない?数。

目の前にいるのは、3人や5人じゃない。

それよりもっと多い·······ざっと30人はいる。

ほとけ

班は6人編成だよ·······?

ほとけ

なんで30人なんか··········

モブ(使い回し)

お前ら馬鹿か?w

モブ(使い回し)

まぁまぁ、しょうがねぇだろ。ピカピカの1年生と箱入り王子様だぜ?w

モブ(使い回し)

この体育祭ではなぁ······

”優勝候補潰し”が行われるんだよ

モブ(使い回し)

お前ら優勝候補の班はな、俺達が挑んでも勝ち目ねぇんだよ。

モブ(使い回し)

そりゃそうでしょ?普通の班はC、Bランクの人がほとんど。

モブ(使い回し)

対してお前ら17班はAランク1人、Sランク2人、1年は全員B。

モブ(使い回し)

勝ち組だよな?w

モブ(使い回し)

だから敵わない実力差を、”数”で補ってる。

ほとけ

まさか········

モブ(使い回し)

気づいたか?

モブ(使い回し)

俺らは他の班と同盟を組んで、お前ら勝ち組を纏めて潰してやるんだよ。

モブ(使い回し)

お前らさえ潰せば、あとは有象無象。

モブ(使い回し)

·······舐めてんじゃねぇぞ、天才共。

If

ほとけ、この数はさすがに体力消耗するから······

ほとけ

いふくん手抜かないでよね。

ほとけ

············本当は、30人なんて秒でしょ?

If

お前こそ。

ほとけ

まーね。

ほとけ

しかも殆どCランクでしょ?チョロいにも程がない?

If

全くだ。舐めてんのはそっちじゃねーか。

モブ(使い回し)

·······っ、2人でこの数は潰せるわけねーだろ!

モブ(使い回し)

行くぞ!アイツらを殺せ!

蔦、炎、水、毒·····

あらゆる場所から飛んでくる様々な魔法を軽くあしらう。

いふくんも同じだ。

If

ほとけ!この数一気に潰すぞ!

ほとけ

はぁ!?いきなり!?

If

早くしろ!やっただろ、練習!

ほとけ

あれ!?やるのあれ!?

If

白黒組と赤組の方に行っちまうだろ!早く!

ほとけ

ぁあ··········あー、もう!ヤケクソだ!

いふくんがまとめて潰せばいいのに。

変なところで僕の見せ場作ってくれなくてもいいのに、

僕にそんな経験を与えるようなこと、しなくていいのに········

そういうとこ、ほんとに、本当に········

ほとけ

いふくん大っ嫌い!

If

嘘つくなや!

嫌いなコイツと練習した、取っておきの魔法。

得意魔法よりも得意で、

得意魔法よりも気持ちが籠ったこの魔法。

ほとけ

いけ!

空中に、炎のドラゴンが現れた。

いける。

ドォン!

初兎

わあっ、なんやこの音!

悠佑

めっちゃデカい音したなぁ。

初兎

ヤバない?

初兎

すごい地面揺れたけど。

悠佑

誰がやったんやろなぁ。

初兎

そんなマイペースな!

悠佑

しゃーないなぁ初兎は。見てきたる。

初兎

ありがと悠くん!

さっきすごい音がして、

地面が揺れた。

悠くんが木の枝を避けながらゆっくり上昇していく。

悠佑

おー·········

初兎

なになに、何がおー、なん!?

初兎

何が起きてるん?悠くん、早く!

悠佑

派手にやっとるでー

初兎

何が?

悠佑

青組。

悠佑

あの規模やとまろかな?相手全滅やろな。

初兎

僕ら出番無くない?

悠佑

そうやなぁ·····

悠佑

焦らんでええ、ゆっくり行こうや。

初兎

そ·······やな?

モブ(使い回し)

それはどうだろな?

初兎

悠くんさっきと言ってること違·········

違う。

声が悠くんじゃない。

悠佑

初兎!

悠佑

結界張れ!

初兎

悠くん!

モブ(使い回し)

あのいふと水色の奴、中々だったよなぁw

モブ(使い回し)

でも残念、空を通れば何も問題ない。

お前らの負けだ。

初兎

っ··········!

悠佑

初兎伏せろ!

悠佑

燃やせ!

初兎

ごめん悠くん!

悠佑

いやええよ。

悠佑

それより今は敵がどこから来るか分からな·············

初兎

·········悠くん、どしたん?

悠佑

·········初兎、下見ろ。

頭をはてなマークで埋めつくしながら視線を下げた。

·········下?

初兎

っ、悠くん、上!

初兎

上·····に、

悠佑

··········違う、

悠佑

後ろや、初兎。

固まる。

·········後ろ?

今、俺の足元にはとんでもなく大きな影ができている。

影がある。

ということは、影を作る何かがいるということ。

·········思えば、後ろから気配がする気がする。

悪寒がした。

冷や汗が額に浮かんだ。

初兎

·················

くるりと、後ろをむく。

初兎

·······人やない、何や、この··········

初兎

大きな物体は··········

りうら

ないくん、今すごい音したよね?

ないこ

距離的に青組かな?派手にやってるね。

りうら

まろ?

ないこ

んー·······まろが教えてたから、ほとけっちかも。

りうら

ほとけっちが今のやったの!?

ないこ

わかんないけど、できるんじゃない?

りうら

なんかどんどん置いていかれてる気が······

ないこ

·······しょうがないよ。

ないこ

“才能ある人”と“無い人”では差が決定的にあるからさ。

りうら

·········ないくん?

ないこ

ほとけっちも、多分“持ってる側”の子だよ?
要領良いし、魔力の保有量も多いから。

りうら

···········りうらには、才能無いって言いたいの?

ないこ

··········!違うよ、そんなじゃない。

りうら

知ってる。だから人一倍頑張ってる。

りうら

“なりたいもの”、になる為に一生懸命頑張ってるつもり。

ないこ

違うよりうら、りうらの事じゃない········

りうら

········いいよ、それはいいよ。

りうら

でもさ········ないくんは、“努力”を才能の1つにしてくれないんだ?

りうら

りうらは、努力も才能のうちだと思ってた。

元々持って無いものに縋ってたってどうしようがないこと、

そんなの知ってる。なら、

生まれつきの何かが無いなら、努力で補えばいいって、

頑張ればいいって。

思ってたのに。

りうら

·······どうせ、りうらは元から何も持ってないよ。

補えばいい。

でも、りうらの生まれつきの欠陥は、

補えないほどに多かった。

俺は、生まれた時からきっと、

人生に必要な、生きるためのパーツが半分以上不揃いだった。

ないこ

違うりうら、それは絶対に違う、

りうら

··········違くないでしょ!?

りうら

何が、何が言えるの?、

りうら

ないくんは、俺の何を知って否定してるの!?

ないこ

··········本当に違うんだ、

りうら

もういいよ、聞き飽きた········

そっぽを向いてないくんから離れるように歩く。

りうら

周辺見てくる。気にしないで。

ないこ

待っ·······待ってりうら!

りうら

来なくていい。

ないこ

あぁ、あぁ·······

ないこ

違うんだ·······あれはりうらの事じゃない·······

俺のことなんだ·······

りうら

······はぁ······結局逃げてきちゃった。

りうら

どうしよ········仲直りしないとあれだよね·········

りうら

とりあえず·······、とりあえず落ち着かなきゃ。

そうだ、自分に持ってないものを羨ましがって癇癪起こすとか、

子供のすることじゃないか。

そう思うと自分が馬鹿らしく思えてくる。

りうらも·····早く、“まともな”大人にならないと。

りうら

·········やっぱ戻ろう、

りうら

謝らないと。

くるりと方向転換をした。

その時だ。

わあぁぁぁ!やめろ!来るな!

りうら

!この声は·······

ないくんだ、

ないくんが、こんな声を出すなんて無い、

多分、ないくんに何かあったんだ、

どうしよう、あの時りうらが怒らなければ、

離れなければ、

ムキにならなければ·······

··········考えてたってしょうがない、

行かないと、

りうら

行かなきゃ········

助けたい、

助けなきゃならない、

そうしないとりうらは·····―――――――

俺は、絶対に“あんな”大人になりたくない。

星夜空

萎えてる。

???

は?

星夜空

死にそう。

星夜空

学校行きたくない

???

何があった

星夜空

病む。

???

もしかして·······ヤバいやつ?

???

精神的な?

星夜空

うん。

星夜空

前髪切りすぎた。

???

は?

星夜空

前髪

星夜空

ぱっつん

???

それだけ??

星夜空

それだけとは何だ!

星夜空

私にとっては死活問題だ!

???

切りすぎたの程度にもよるな。それは。

星夜空

ひょい

星夜空

お母さんにやられた

星夜空

眉下って

星夜空

言ったのに

星夜空

ギリギリじゃんかあぁぁぁぁぁ!

???

どんまい。

???

強く生きろ。

星夜空

あっ、あと上のコート可愛くない?

星夜空

Honeysで買った。白いやつ。可愛い。

???

んなのどうでもいいわ。

???

いむくんかわいい。

星夜空

それなぁぁぁぁ!

星夜空

でしょ?でしょでしょ?

???

うっさ。

星夜空

当たり強······

???

じゃ、こいつがうるさいので、

???

ばいばい!

星夜空

勝手に終わんな!

星夜空

あっ、えっと········ばいばい!

とある魔法使い達

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コメント

19

ユーザー

あのゥ 迷惑じゃなければ森の背景の所で黒文字が見えにくくて文字を白くしていただけることって出来ますか?

ユーザー

えぇ、全然可愛いから大丈夫だと思うんだけど…

ユーザー

主の病んだ理由が可愛すぎるw

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