…うーん…?
バスケ部?後輩?
…私のバスケ部に。
…伊織くん、いたっけ…?
それに…あの声。
何度も何度も聞いたような…?
…駄目だ、 思い出せない…!!!
そう思っていると…?
?
たくましい、優しい声が 響き渡る…!!!
紫
紫
紫
伊織くん
伊織くん
伊織くんの真剣な瞳の色。
…私も、思い出したい…!
…いや、
思い出してみせる…!
紫
伊織くん
伊織くん
伊織くん
…前世…!?
…全然覚えてないや…。
紫
伊織くん
伊織くん
伊織くん
紫
伊織くん
恭介…?
…聞いたこと…ある…かも…?
名前、呼んだら…。
思い出せる、かな…?
紫
紫
…伊織くんは、 嬉しそうに笑う。
…何でだろう?
恭介の後には…。
「お」がつく…!!
…第六感が決め手だった。
紫
…お、お…。
紫
紫
伊織くんは、目を丸くする。
伊織くん
伊織くん
紫
紫
紫
私は、遠い遠い日の記憶を 必死に手繰り寄せる。
あの日…。
…恭介お兄ちゃんは、 私を…助けてくれた。
あの日、私は…。
…鏡のような、綺麗な水を 見つけた。
でも、そこが 井戸だったなんて…。
思ってもみなかった。
そして、私は…
井戸に落ちてしまった。
私は泳げないから、 溺れちゃう…!!
焦れば焦るほど、 溺れやすくなるなんて知らずに
凄く焦っちゃって…。
…意識を失いかけた。
その時、黄金の光が私を 包み込んで…。
…私を助けてくれた。
それが、恭介お兄ちゃん だった…。
…その日を境に。
私を助けた事がきっかけで。
恭介お兄ちゃんと、にいにが 仲良くなった…!!
紫
紫
紫
紫
伊織くん
伊織くん
…恭介お兄ちゃん。
私、思い出せたよ…!!
…今世でのあなたとの記憶は 無いけど…!!
…思い出せたんだ。
大切な、あの日の事。
大切な、恭介お兄ちゃんの事。
恭介お兄ちゃんは…!
…あの日と変わらない、 真っ直ぐな優しい瞳で。
私に優しく笑いかける。
伊織くん
伊織くん
伊織くん
紫
紫
恭介お兄ちゃんが、あの日と 同じように。
…私の名前を呼ぶ。
伊織くん
伊織くん
伊織くん
…え?
伊織くん
伊織くん
伊織くん
伊織くん
伊織くん
…嘘、でしょ…!?
ま、ままま、待って…!?
…こ、こここ、これって…!?
プロポーズ!?
コメント
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えぇっ、まさかのプロポーズですか!?
まさかの兄妹なんて…! そしてプロポーズ素敵だけど伊織君紫ちゃん困惑中だよ笑
読んでくれてありがとうございました…!!ついに…次回最終回の予定です!!