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プロイセン

ん゛〜…
早寝早起きして…俺様今日も偉すギルぜ!

カナダ

あっ…プロイセンさん…!おはようございます

プロイセン

おっ
よぉカナダ!!他の二人はどうしたんだよ?

カナダ

あぁそれがまだ寝ていて…僕が起こしてみたのですがびくともしないんです…

プロイセン

そうか!!じゃあもう少しゆっくりしていかね?島にも着いたことだし!

カナダ

そうですね…まだ誰も居ないみたいですし…

プロイセン

じゃあさ!!船の中でパンケーキ焼いておいたから朝食として一緒に食おうぜ!!お前メープルシロップ持ってんだろ!

カナダ

ええもちろんです!一緒に食べましょう!

僕、カナダは名前をよく名前を忘れられがちです。 ちなみに毎回名前を忘れるメンツからはさっき言った通り65年位名前を思い出してくれた事がありませんでした。 それでもでもいつもちゃんと名前を覚えてくれる人は少しですが居ました。それが僕の兄弟、アメリカと今僕が話しているプロイセン君です。

プロイセン君はよく朝食にパンケーキを食べるのですが、その時メープルシロップを必要としてるので毎回僕のところへ来てメープルシロップを買い、美味しいと言って食べてくれます。だから僕はすごく嬉しいです。

僕は焼かれていたパンケーキを船の厨房に備わっていたお皿の上に乗せてテーブルの上に並べました。かばんの中身から朝食用、昼食用、夕飯用、飲み物用、飲み物全部切らした時の飲み物用、非常時用、非常食用、護身用、鑑賞用、試食用、布教用、配布用のメープルシロップのうち、朝食用と配布用のメープルシロップを取り出します。

カナダ

さぁ、このメープルシロップをかけてください!

プロイセン

うぉぉお…!!!すげぇ…
色が濃くて凄くうまそう…!

カナダ

ふふ…よくぞお気づきで…
実はそのメープルシロップ、特殊な種類の樹木と特殊な栽培方法で育てられているので非常に糖度が高いものなんです。とっても甘いんですよ。

プロイセン

へぇ~…わざわざこんな高そうなものを…俺が食べちゃっても良いのか?

カナダ

ええ!周りの人にメープルシロップの良さを知ってもらいたいから配布用としてあえて高くて美味しい物を買ってるんです…僕が使ってる物は自家製のメープルシロップなんですよ。

プロイセン

へぇ~!!!あっじゃあさ、そのとびきり甘いメープルシロップ作る方法教えてくんね?俺も知りた〜い!!

カナダ

それは企業秘密なので駄目です

プロイセン

…そ、そうか…。

   

プロイセン

ってお前?!?!

プロイセン

そのメープルの量多すぎんだろ?!?!皿に水たまり出来ちゃってんじゃねぇか?!?!糖尿病になって4ぬぞ?!?!?!

カナダ

??別に普通では?ていうかそっちこそ少なすぎですよ?僕がかけてあげるので貸してください!

プロイセン

い〜〜〜やいやいや無理無理無理!!!!ちょおま゛っ、お゛ちつけって、

カナダ

さ!遠慮せずに食べ、

___パァァァァン!!!!!!!!!!

プロイセン

?!

カナダ

何、?今の音…

プロイセン

プロイセン

……銃声かもしれない…

プロイセン

きっとあいつらはもう向こう岸に着いていて何かあったんだ…
何で気付かなかったんだ俺らは…
何て事しちまったんだ…!!

カナダ

…!!
とっ、とりあえず2人を起こしましょう!!銃声って事は武器を使うような事が向こう側で起きているんですよね?!少人数での行動は危険過ぎます…!

プロイセン

分かった…!おいお前ら!!起きろ!!!とっくに目的地に着いてんぞ!!

スペイン

…ん、おはおうさん…お前らぁ…

ロマーノ

ふぁぁぁ…眠っ…

スペイン

もぅ…だから言ったやろぉ~…?

プロイセン

茶番やってる場合かよ!!さぁ急げ!!

ロマーノ

…おぉ…

スペイン

分かったわ…

カナダ

あ、あの二人とも…出口真逆ですよ?

スペイン

ロマーノ

…誰

マシュー

マシューです

マシュー

ッん…?!?!?!

今…何て? 「マシュー」?誰だそれは。 じゃあ僕の名前は…? それが、思い出せませんでした。 代わりに浮かんだのはマシュー・ウィリアムズという人名のみ。これだけが僕の名前として強く定着していたのです。

それだけではありませんでした。 僕は自分だけでなく周りの人達の名前まで記憶から無くなっていたのです。

そこの銀髪の青年は…ギルベルト・バイルシュミット。 緑の目を持つ茶髪の青年は…アントーニョ・ヘルナンデス・カリエド。 謎の触覚見たいなのが生えてる青年は…ロヴィーノ・ヴァルガス。 こんな風に全員人の名前に変えられました。

そしてふと気づけば周りに誰もいませんでした。置いていかれてしまったようです。

マシュー

あのっ…皆さん待ってください…!!

俺は無我夢中で銃声の方へ向かっていった。途中、派手な赤色に髪が染まっているガキ見たいなのがいた。今の銃声について何か知ってるなら聞きたいところだか…今はそんな事より仲間が心配だった。あれくらい音が大きければ警察が持ってるようなショットガンくらいの拳銃ではないだろう。あの感じで言えば…スナイパーライフルでは無いだろうか?だとしたら相当まずいことになった。

サン

…〒・〆々…

なんか少年が呟いている。少し耳を傾けてみた。

サン

あの中で言えば…イヴァン?かアルフレッド?が1番強そうだったんだ…
アルフレッドの腕を撃ち落とせばだいぶ戦力は落ちたはず…このまま世界を滅ぼして新たに統一すれば…思う通りだ、これは歴史に残るな、第三次世界大戦(WW3)とでも名付けようか…?

アルフレッド…あいつの腕を…撃ち落とす…?じゃああの銃声… そうか、俺が今見ているこの少年は…

___黒幕だ

気付いたその途端咄嗟にポケットから銃を取り出して彼に撃っていた。 取り敢えず彼が所持する傘が怪しそうだったから、そこを狙って。 見事に弾は命中した。しかし撃ったことで俺の存在がバレてしまった。

サン

…!
チッ…

ギルベルト

まずい…こうなったら戦うしかねぇな…あと5発しか残ってないけど

と、その途端彼が指を鳴らした。すると彼の体が黒く暗転し、すっと消えてしまった。

ギルベルト

逃げられた…のか

ギルベルト

…っ!!そんな事よりアルフレッドが恐らく怪我をしてるに違いない…急がないと…

その時死角の方から銃弾が飛んできた。 これはヒヤヒヤしたが早く反応できたおかげか、掠り傷程度で済んだ。

ギルベルト

そこに居たのか…アルフレッドに襲いかかった馬鹿野郎は…

ギルベルト

この戦バカの俺様に戦いを挑むなんてな…度胸だけは認めてやんよ。でもなぁ…

ギルベルト

詰めが甘いんだよ!!!!!!

1人しかいないようなので素早く狙撃したやつから銃を奪い、その銃で首根っこを殴り付けて気絶させた。

ギルベルト

お前…自衛隊員の…
…やっぱり…あいつに洗脳捕まってたんだな、お前。
ここならきっと誰も来ないぜ、ゆっくり休めよ

隠れていた壁の傍にあった隠し扉のようなところに自衛隊員をしまって皆を再び探す。

ギルベルト

…あそこに居るのってもしかして…!

ルートヴィッヒ

兄さん!来ていたのか?!

ギルベルト

ヴェスト!怪我無いか?!他の皆は?!

ルートヴィッヒ

あぁ、俺は大丈夫なんだが…アルフレッドが手を打たれてな…イヴァンに手当をしてもらっていたぞ。あと、さっきから奇妙なことが起こっててな…皆が突然意味のある言葉を喋れなくなっちまったんだ

ギルベルト

そうだったのか…大変だったな…

ギルベルト

意味のある言葉を喋らなくなる?どういう事だよ、それ?

ルートヴィッヒ

それが…サンっていう赤髪の少年に魔法にかけられて俺以外変な言葉で喋るようになってな。アルフレッドとアーサーの2人以外は全員会話が難しい状態になってしまった。

ルートヴィッヒ

菊も少しはアルフレッドともアーサーとも会話できるっぽいぞ。

ギルベルト

赤髪の少年って…アイツのことか?さっき俺襲われかけたけど反撃して交わしてきたぜ。でもなんでその2人だけ会話できるんだ?そこに何か共通点でも…

ルートヴィッヒ

…!もしかして俺らの国の言語しか喋れなくなってるのか…?!

ギルベルト

!!そうそれだよ!!アルフレッドん家はアーサーん家の言語使ってるから基本的に会話が通じるんだよ!

ギルベルト

で俺もお前ん家の言葉使ってるからお互い喋れるわけだ!!

ルートヴィッヒ

そういう事だったのか…あ、あとな、アルフレッドの手当てが終わったあと調査を続けるために地下に入っていったぞ。

ギルベルト

そっか…今回ここに来た本題はそれだもんな…よし!俺達も追っかけんぞ!後でマシューとアントーニョとロヴィーノが追っかけて来るから取り敢えず置き手紙でもしてくか…

地面に落ちていた石で「この中で待ってる ギルベルト」と刻んだ。

ルートヴィッヒ

そういえばお前、怪我してるのか?左の頬から血が…

ギルベルト

あぁ、これはさっき飛んできた弾が掠っただけだよ、大したことねぇから気にすんな

ルートヴィッヒ

そっか…大したこと無いなら良いが…

ギルベルト

それより地下の探索が先じゃねーの?皆に置いてかれっから急ぐぞ!

ルートヴィッヒ

分かった。

ルートヴィッヒ

ここが…あの基地の中身なのか…?

階段を下り、ここは地下一階。 長きに渡り誰も住んでいなかったせいか機械や怪しげな化学物質が入った瓶、その他俺も良くわからない部品の一部などで散らかっていた。

ギルベルト

うわぁ凄い散らかりっぷりだなぁ、
きったね。
なんかクセェし

その時、もう一階下の方から声が聞こえた。

 

「⇍∌ω…*`:>・_⊃…'*@∫⇍〜…」

ルートヴィッヒ

この声は、、フェリシアーノ!また余計な事とかしでかして無いだろうな?!

「Σα∂『】Σ】∫】〜…」

ルートヴィッヒ

まずい、あいつが誤ってこの基地ごと消し去っちまったらひとたまりもねえぞ…急いであいつの所に向かうとするか。

ギルベルト

ていうか…本当に言葉通じないな?
俺達だけで行ったら訳の分からないことになるんじゃ…あっそうだ!

そう言うと兄さんは大声で叫んだ。

プロイセン

ロマァァノォォォォ!!!!!!

ロヴィーノ

ん?今ギルベルトが俺の名前呼んだよな?

アントーニョ

ほんまや、地下2階とかにおるんかな?

ギルベルト

≯α·≯>`^』∇∩▽\\’!!!!

アントーニョ

ところであいつ何語喋っとるん?

ロヴィーノ

分かんねぇ…ていうかさっきからまともな言葉が聞こえてこないぞ?どういう事なんだよこれ?

アントーニョ

行ってみたら分かるんちゃうん?

そうしてゴミ屋敷みたいな地下一階を下り地下2階に辿り着いた。案の定、ルートヴィッヒの言ってることもギルベルトの言ってる事も理解できなかった。でももう一人、俺の弟のフェリシアーノヴァルガスがいた。

フェリシアーノ

兄ちゃん…!!

ロヴィーノ

お前…!生きてたのか…!!良かった、これ幻覚じゃないよな?化け狐みたいなのに騙されてたりとか無いよな??

アントーニョ

お前のこと兄ちゃんと認識出来てるんやからちゃんと本物やと思うで〜

フェリシアーノ

兄ちゃん…さっきからギルベルトが兄ちゃんに何かしたがってるんだけどどういう事なのか分かんないんだよぉ〜…

ロヴィーノ

うわ本当じゃねぇか、どうなってんだ?これ

フェリシアーノ

ヴェ…俺たちはね、真っ赤な髪のとても怖くて小さな男の子に変な魔法をかけられたんだよー。そしたらね?俺たち人間の名前に変えられて自分の国の言葉しか喋れなくなっちゃったの…

ロヴィーノ

赤い髪のとても怖くて小さな男の子??情報量多すぎて何にも分かんねぇ…。
___そうか、それで俺達は話せなく…ってあれ?じゃあ何でアントーニョは俺と話せるんだ?

アントーニョ

実はな…俺今お前んちの言語喋っとるんよ。

ロヴィーノ

___え、

アントーニョ

お前らとその国民の為に、俺密かに言葉勉強しとったんよ…

ロヴィーノ

ロヴィーノ

Oye, en realidad también puedo hablar tu idioma.
(なぁ、実は俺もお前の使う言葉話せるんだよ)

アントーニョ

…¿imagen?
(…は?)

ロヴィーノ

俺…ずっとお前んちで育ってきたんだぞ…?そ、そんな俺が…知らないわけねーだろ、コノヤロー…

アントーニョ

ロヴィーノ…俺…ものごっつ嬉しいわ…
俺もう未練なんか無i

ロヴィーノ

いや今お前に死なれたら一番困るんだけど

ギルベルト

Lovino, hör mir bitte einen Moment zu.
(ロヴィーノ、ちょっと話聞いてくれねぇか)

ロヴィーノ

ん?どうしたんだ?ギルベルト、

すると何やら手を動かし始めた。

もしかしてこれは… ジェスチャーで会話しようとしてるのか?

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