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感動した...(ᐡ _ ̫ _ ̥`) 余命半年だからこそやりたいこともたくさんあるんだろうね...
泣いた…
私、死ぬんだ
きつい治療に耐えたのに
あっけなく死ぬんだ
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死ぬというのがリアルになり
体が徐々に冷たくなるのを感じる
怖い。
怖くて仕方がない
だけど、体のどこかで 納得している自分がいた
医者
医者
ずっと暗い顔をしていた先生は
深く頭を下げて病室を出ていった
hr
hrくんの泣き声だけが静かに響く
no兄は静かに下を向いていた
私はすぐに現実を受け入れなく
その日のうちに話をするのは無理だった
交通事故で両親が亡くなったのは 私が10歳の時だった。
hrくんは12歳で no兄は高校2年生だった
両親が亡くなってすぐにno兄は 受験勉強をやめバイトを始めた
自分の学費よりも先に私たちの 学費をだして私たちを育ててくれた
hrくんはno兄が遅くまで帰らない時 私が寝るまで寄り添ってくれた
そんな2人が大好きだった
いつも大変だったはずなのに私の前では明るい笑顔を絶やさなかった
そんな2人が私の前で泣いている
ごめんなさい
悲しい思いにさせてごめんなさい
でも私、頑張ったの。
辛い治療にも耐えたの。
それでも神様は助けてくれなかった
疲れちゃった
楽になりたい
最後くらい、普通の女の子になりたい
そう思ったら答えはすぐに出てきた
数日が経った時
私はhrくんとno兄を病室に呼んだ
2人はとても怖い顔をしていた
私のせいでそんな顔にさせてごめん
もう、終わらせるから
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hr
hr
真っ先に口を開いたのはhrくん
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言うのは怖いけど意を決して口を開いた
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2人はとても驚いた様子だった
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nokr
et
nokr
隣まで、電車で1時間はかかる
行くなら引越しをしなくちゃいけない
わがままを言ってることは分かってる
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hr
et
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病気のことはみんなには話していない
だからこそ、一年も休んでいる私が このまま学校に行けば
絶対噂をされるに決まってる
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hr
et
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病室のベットの上で布団に 頭がつくくらい深く頭を下げる
この時私は一つだけ 言わなかったことがある
それは転校先の学校ではなるべく 1人でいるようにすること
友達は作らない
だって友達を作ったら別れが寂しくなる
もう、人に迷惑はかけたくない
だから私は1人でいることを決めた
それからすぐに先生と話した
先生は抗がん剤治療をやめて 体調が安定したらと言ってくれた
治療をやめると吐き気はなくなり 表面上は元気になった
そのことを報告すると 先生は顔をしかめたけど
学校に行くことを認めてくれた
万が一の時のために薬を何種類も たくさん処方してもらい
先生と兄を含めて 話し合い行く学校をきめた
万が一友達と会ってしまった時のために
抗がん剤治療で抜けた髪の上から
前と同じようなセミロングの オレンジ色のウィッグを被った
そしてno兄の計らいで 学校を歩いてすぐのところにある
アパートに暮らすことになった
そして4月
学校前の桜並木を歩きながら
感情を心の中に閉じ込めて鍵をかけた
友達なんて作らない
ごく普通の生活をして周りに 気づかれることなく姿を消そう
そう決めて私は、学校の門を潜った
私に残された時間は....
残り約半年だから