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ゴーストのおかげ

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ゴーストのおかげ

1 - ゴーストのおかげ

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123

2019年10月20日

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春花

はぁ〜、おはよう…

春花

今日は…

あ、もう起きてたの?

今日は、ハロウィンでしょ?

春花

ハロウィン…

子供ってハロウィン大好きなのに

どうして春花は家から出もしないの?

春花

だって…

時はさかのぼること5年…

春花

アハハ((o(^∇^)o))

春花

楽しいな〜♪

う…

誰か…助けて…

私は夜、外で1人で遊んでいた。

その頃はまだ5歳、夜に1人で出歩ける年じゃなかった。

春花

ん?誰?

お願い…

私を助けて…

春花

どうしたのぉ?

春花

何すれば良いの?

私のほうきを探してきて欲しいの…

春花

ほうき?なんで?

お願い…説明は後でするから…ね?

春花

分かったぁ!ほうきだねぇ?

その頃は小さくて、記憶も曖昧になってきている。

その奴とどんな会話を交わしたのか。それは詳しく覚えていない。

でも、少なくともあの奴が私をこんな目にあわせているのだと、

それだけは分かる。

どしたの?またボーッとして…

外にでも行ってきなさい。

春花

嫌!

春花

お願い…それだけは嫌だよ〜!

はぁ〜…もうどうしたものやら…

今日は土曜日。

外は晴れている。

絶好の散歩日和だ。

春花

(もう…嫌だよ〜…)

どうして私がこんなにも外に出る事を拒否するのかと言うと…

外にはゴーストがいるから。

春花

どうして皆んな外に出れるの…?

ゴーストとは スバリ幽霊の事

幽霊なんか居ない。そう思う人も居るだろう。

でも、それは見えない人も居るから。

ハロウィンと言えば、可愛い幽霊が定番のように感じるだろう。

でも、それは子供騙しなんじゃないか。

だって、今外にうじゃうじゃ居るのは…

顔が溶けかかっている人。

歯が剥き出しな人。

全く可愛くない。ホラー映画に出てきそうな奴ばかり。

私はホラーが大の苦手。

だから、ハロウィンになると外には出ない事にしている。

あっ、そうだ。

お母さん今日は出張だから家に居ないわよ。

1人でも大丈夫でしょ?

春花

え!?何それ…無理だよ!

はぁ〜…。

もうすぐ5年生なのに?

もう高学年になるのに?

前だって1人でも大丈夫!って言って張り切ってたじゃない。

どうしてハロウィンになるとそんなに拗ねるの?

春花

(どうせお母さんに言っても言い訳だって相手にしてくれない。)

春花

分かったよ…。

後ね、今日、夜吹雪だって。

春花

はあ?こんなに晴れてるのに?

それ私に言われてもねー

じゃあ、行ってくるわね。

何かあったら電話するのよ。

春花

うん…。早く帰ってきてね…

春花

何しよう….

春花は、常に友達と外で元気に遊んでる。そんな子なのだ。

春花

もう!寝よ…。

春花

んっ…

春花

ん?今何時だろ…

春花

もうお昼か…

春花

ご飯食べよ〜

春花

お母さん〜ご飯〜

春花

出張だった。

春花

コンビニ行っておにぎりでも買おう!

春花

え…もう雪降ってる…

春花

あ…!やば!

春花の家の周りにもゴーストが沢山居た。

春花

最悪…見ちゃったよぅ〜…

春花

もう!なんか作って食べよ…

春花

はぁ〜!お腹いっぱい!

春花

あ、メール来てる

1人で大丈夫?

春花

うん。もうご飯食べたし大丈夫。

良かった。

多分帰るのは明日になるかもしれない。

でも、お父さんの会社の近くだから。分かるでしょ?

春花

うん。

また夜になったら連絡するわね。

春花

うん。

春花

早く明日になってくれないかな…

春花

(スマホでもいじっとこ。)

春花

お!もう6時!?早!

春花

でもまだ居るな…

春花

ん?お母さん?

警察

あ、佐藤さんの娘さんですか?

春花

え?だ、誰ですか?

警察

警察です。

春花

なんで?

警察

お母様が、事故に遭われました。

春花

え?

警察

身内の人は娘さんだとおっしゃっているので電話させていただきました。

警察

お母さんと変わります。

春…か…?

春花

お母さん…?

ゴメン…ね?

心配、か…ケて…

春花

お母さん!ねえ!大丈夫?

春花

お父さんの会社の近くの河合総合病院だよね?

春花

今行くから待ってて!

春…か大丈…ぶ…

春花

今すぐ行かないと!

春花

でも…でも。

春花

お母さん〜!ウワァァァァァ‼︎

私にはゴーストの群れの中に飛び出す勇気は無かった。

春花

ぅ…お母さん…!

私はいつの間にか寝ていたようだ。

春花

今は…6時!大丈夫だ!

まだ外は雪が積もっていた。

だが、私は構わず駅へ走った。

2日後

春花

お母さん!入院大変だったでしょ?

もう…それどころじゃないわよ。

春花、心配したんだから!

私が、ハロウィンの日外に飛び出して駅に向かっていたら

死んでいたかもしれない。

吹雪のせいで、河合行きの路線が埋まり、中に乗っていた乗客は全員亡くなったという。

春花

(亡くなった方はお気の毒だけど…)

春花

(私じゃなくて良かった…)

お母さんあのニュース見てどれだけ心配したと思ってんの!?

春花

でも、私大丈夫だったでしょ?良かったじゃん!

私を助けてくれたのは…

ゴースト

お礼に、ハロウィンになると貴方にだけ……が見えるようにしてあげるわね。

春花

何それ!面白そう!

いつか貴方の役にたつわよ。

役目を終えると見えなくなるけど、それまで楽しんでね。

それからハロウィンになってもゴースト達は現れてくれませんでした。

あの人は誰だったのかそれは今でも分からない。

だが、今私はあの人に心から感謝しています。

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