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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ストレイ(幼少期)

はぁ……今日もできなかったな

僕の家は代々伝わるマフィア一家だった

毎日学校にすら行かせてもらえず、訓練をしたり…任務をしたり

ただそれだけを繰り返す…そんな人生だった

マフィアと言っても違反…つまりは悪いことをしたモンスターだけを倒すのが目的である

この世の中には人間を復活不能にするまで◯ろす…

それこそ違反、と言うことをしているマフィアもいるらしい

僕のところのマフィア、ルール違反をしているマフィア…

その二組のマフィアしかこの世の中にはおらず

たまに権力争いをしていた

ストレイ(幼少期)

訓練をしても…全然◯ろせないし…

ストレイ(幼少期)

当たり前だよ…たとえ悪い人した人だからって…

ストレイ(幼少期)

命を奪い取るなんて…無惨すぎる

その中でも僕は“落ちこぼれ“だった

生きているものを襲うなんて…

僕には…できなかったから

だからからか…周りからはこう言われ続けた

「◯ろすことに自信がない落ちこぼれ」って…

ストレイ(幼少期)

ストレイ(幼少期)

確かに僕は何事にも自信がない

ストレイ(幼少期)

優柔不断だ

ストレイ(幼少期)

でも…なんで…認めてくれないの…?

ストレイ(幼少期)

僕は頑張っているのに…

ガチャ

ボス

ストレイ…

ストレイ(幼少期)

あっ…ボス…

ストレイ(幼少期)

どうかしましたか?

ボス

今日のやつ…確かにあれでは悪いやつを襲えない

ボス

…が

ボス

このまま成長すればきっと強くなる

ボス

大丈夫だ、ゆっくりでいいからな

ストレイ(幼少期)

はい…

ボス

さて…もうすぐ妻が帰ってくる

ボス

だから下に来なさい…ご飯でも食べよう

ストレイ(幼少期)

わかりました…

バタン…

ストレイ(幼少期)

ゆっくり…か

ストレイ(幼少期)

それでも認めてくれるなら…だけどね

僕はこの時からずっと…周囲からの評価を気にしていた

自分のことも…同等に気にしていた

「周りから認められたい」「自信を持てるような実力が欲しい」

そう言う欲望は…何年も経った今…

さらなる悪夢を呼ぶことを知らずに…思い続けた

ボフッ

ストレイ(幼少期)

ストレイ(幼少期)

学校…か

ストレイ(幼少期)

僕だって…本当は…

ストレイ(幼少期)

普通の生活をしたい…学校に行きたいよ…

ボス

ふと放ったこの言葉

これを言った翌日…僕は両親と一緒に出かけることになった

ストレイ(幼少期)

ボス…?

ボス

ストレイ(幼少期)

お母さん…?

お母さん

ストレイ(幼少期)

どこに行くの…?

ボス

よし…着いたな

ストレイ(幼少期)

ここは…どこ?

お母さん

ストレイ…

お母さん

すぐに帰ってくるから…ここで大人しく待っているのよ?

お母さん

別の大人の人が来たらその人の話を聞くのよ

お母さん

わかった?

ストレイ(幼少期)

うん…わかった

ボス

それじゃあな…

タッタッタッタ

ストレイ(幼少期)

お母さん

ねぇ…本当にいいの?

ボス

あぁ…いいんだ

お母さん

捨てちゃって…本当にいいの?

ボス

あの子は普通の生活…と言うのに憧れていた

ボス

それに周囲からも変な目で見られていた

ボス

だからこれ以上ここにいたら…きっとひどい目に合う

ボス

あいつには…幸せになってほしいんだ

お母さん

…他の組員には?

ボス

俺が捨てたという

お母さん

えっ…?

ボス

実は結構前から捨てろ捨てろと言われていたからな

ボス

その方が奴らも信じやすいだろ…

お母さん

そう…

ストレイ(幼少期)

うぅ…寒いよ…

あれから二日位経っただろうか

最低限の生活物は準備されていた

だから…本当に捨てられたのか半信半疑だったが…

いくら待っても来ないと言うのは…こう言うことだろう

おそらく何にもできない僕のこと…内心は愛想尽かされていたんだろうな

ここで…一生を終えるのだろうか

せめて…普通の暮らしを…

してみたかった

ストレイ(幼少期)

たす…けて…

 

 

 

2人の母親

きみ‼︎大丈夫⁉︎

ストレイ(幼少期)

えっ…

ストレイ(幼少期)

お姉さん…だれ?

これが新たな親…そして

兄さんとの…出会いだった

「ストーリー編」第五章 過去編

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