5.船長の決断
船員
船長、ありがとうございました
幸一
ありがとう
島田幸一(50) 船長、島田と副船長のいつもの会話のやりとり。だが1つ違うのは副船長の表情が暗いことである
幸一
ーそんな顔するな!
島田はその様子に気づき副船長の背中を軽く叩く
船員
すみません…ところで船長、何かなさるのですか?
副船長は姿勢を正してふと思ったことを聞く
幸一
何のことだ?
副船長の言葉に島田は首を傾げる
船員
先日、バーテンダーの朽木さん、そして”旧友”でしたっけ?もう1人の男性と港近くで集まって何やら楽しい話を…そして全員いたずら笑みを浮かべていたような…
副船長が怪しむが島田は豪快に笑う
幸一
あはは!!まぁその内分かるさ!
船員
その内ですか…まぁいずれ分かるなら深くは聞かないことにしましょう
副船長はそう言って仕事に戻った
幸一
ーさて、船員達の挨拶周りに行くか!
島田はネクタイを締め直しブリッジを出た
一臣
あ!島田さん
船内の廊下でバッタリ会った島田とパーサーの高坂
幸一
高坂!〜船長と言え!
島田は高坂の頭を殴る
一臣
高坂一臣(25)
痛い!ところでどうしたんです?船内の廊下で
痛い!ところでどうしたんです?船内の廊下で
島田は溜めて答えた
幸一
最後の船員1人1人に挨拶周り中
一臣
え?…あー、本当に”最後”なんだ…
高坂の言葉に空気がしんみりとなる
幸一
お前も副船長の同じように暗くなるな!これからお客様を迎える顔だぞ?
島田は高坂の背中を叩く
一臣
すみません!
高坂は姿勢を正し顔を引き締めた






