○○
ある日、一人の少女がいました
○○
その子は、貧しい生活をしていました
○○
その上、いじめをうけ…
○○
親からも暴力を振るわれるようになりました
○○
そして、ある人に出会います
○○
謎の子どもでした
○○
その子は、名前がないらしい
○○
だから
○○
冬斗って付けた
○○
喜んでくれた
○○
それから付き合って
○○
「キスできない…」
○○
「ハグもできない。」
○○
そう言った
○○
手を繋ぐことさえもできない…。
○○
そして時が過ぎ
○○
もう24歳
○○
すると彼は私に
○○
「結婚してください」
○○
って言った
○○
私は……
○○
………。
○○
悩んでいたら
○○
返事、聞かせて…。
○○
彼はそう言った
○○
私が
○○
「結婚、しよっか。」
○○
というと
○○
彼…
○○
いや、冬斗は
○○
「ありがとう」
○○
そう言って
○○
私の前から消えてしまった
○○
ごめんね…冬斗。
○○
行くから。
○○
ッッ…
キキーーッッッ
ドンッ
○○
あは…
○○
あー、
○○
痛いなぁ…笑
ねぇ冬斗
前に言ってたよね。
………
ー小さい頃ー
冬斗「ねぇ…幽霊って信じる?」
○○「信じるかなぁ…」
冬斗「幽霊…嫌い?」
○○「嫌いなわけないよ!!」
○○「だってその人だって、前まで生きてたんでしょ?」
冬斗「確かにね。」
冬斗は5歳の頃に 捨てられて、餓死したらしい。
命を粗末にするやつ…
許せない
○○
(もう寂しくないね…)
………
会いたかった。冬斗。
でも…会えなかった
死ねなかったか。
○○
冬斗…
○○
辛いよ。
冬斗
大丈夫
○○
…うん。
○○
ごめん。
○○
またね
冬斗
(o・ω・o)
○○
(●´ϖ`●)
○○
(やっぱり寂しいよね。)
○○
ごめんね。
手を振る冬斗の目元には…
小さく雫が垂れていた
冬斗
○○…(泣)
今まで私が言ってきたのは
事実もあれば嘘もある
冬斗
会いたいよ…
だって
冬斗
一人にすんな…
本当に消えたのは…
______end