To my dearest. 〜親愛なる君へ〜

誰もいない夜のオフィス

メールの送信ボタンを押して 机に突っ伏した

あ、ダメだ もう動けない

ｺﾝｯ

机の上に缶が置かれる音に 顔を上げる

ｶｼｭｯ

よく冷えたビールが 喉を伝って目が覚める

ｶﾞｻｯ

わざわざ俺のために 作って来てくれたってこと…？

俺はもう惚れてるよ

ふと心に浮かんだ言葉を飲み込む

❤️と視線は交わらない

自分に言い聞かせるように 口に出していた

もうこの気持ちは隠せない

翌日 地下の資料室

昨日の夜の言葉が 頭の中をぐるぐると回っている

好きと言われて 一瞬心が躍った

俺も…💙の事が好きなんだと思う

俺の腕の中で💙が 子供みたいに泣いた あの日からずっと

💙の側にいてやりたいと 強く思う自分がいる

ｶﾞﾁｬｯ

ﾄﾝ…

ﾁｭｯ

俺には🖤という彼氏がいる

中途半端は キャラじゃないんだけどな…

To be continued.