いつからだろう

let's go

兄様は、あの時どんな気持ちだったんだろう…

過去と未来

あの境の呪い

その土台

あの家に生まれてしまったら

もうおしまい

大きな大きな家

広い広い庭

その庭を整える庭師

身の回りの世話をする

メイドさん

そんな大きな大きな家で生まれた

長男

それは跡取りにいい?

ええ

それはもう

兄様は魔力が多い

ママとパパから愛される

それにしては、

私は、どうだろう

広い広い庭の

すごくすみっこ

ボロボロの置物部屋で

私は

いた

ママとパパは

時々来てくれた

嬉しかった

でも…

私の

ところに来る時は

私を

殴るの

でもねでもね…

その後は

とっても優しいの

けど

それよりもとっても優しい人がいた

その人は

兄様だ

兄様は、毎日来てくれた

嬉しかった

ご飯を持ってきてくれたりする

優しいなぁ

嬉しいなぁ

兄様は

いつも面白い話をしてくれた

スタスタ

あの時は、あんなに楽しそうに話してたのに

ある日、兄様は、とても複雑そうな顔をしていた

初めてそれをした時は、とても苦しくて、身体中が痛かった

きっときっと大丈夫

続ければ

きっときっと大丈夫

にぃにもいる

だから

大丈夫

そう心に言い聞かせた…

私は、変わらずずっとこの部屋にいる

けど少し変わったことがあった

そう兄様が一緒にいてくれる

この生活が続くことがとても嬉しく思った…

その日は、珍しく外に出て遊んだ

花の王冠を作ったり

そういえば、この時兄様に、メイドさんに、殴られてるって言ってなかったなぁ

でも

そのメイドさんなんかやめていったんだよね

ゴロン

クビだ

ずだだだだた

この時の私は知らない

兄様と一緒にやっていたあれは

私たちの寿命を捧げていたことを

ばいちゃっちゃ

350タップお疲れ様ですm(、_'lm