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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

今日は僕の6歳の誕生日。

お母さんから「美味しいご飯が出るよ」と言われ,

僕は胸を躍らせた。

もう少しでご飯できるから手洗っておいで〜!

はーい!

楽しみにしてるね!!

はいはい,(笑)

そんな僕の誕生日

水道の水が流れると共に手を洗った

(今日のご飯は何かな〜)

(からあげ?カレー?ステーキ?)

(それとも,,,)

(なんだろな〜)

そう思いながら入念に洗った

「ガチャ」の音と共にお姉ちゃんの「ただいま〜」 と言う声が聞こえた

「ぶかつ」と言うやつから帰ってきたのであろう

陽,ただいま

おかえり〜

陽,手洗い終わった?

終わったよ

お姉ちゃんどーぞ!

どーも。すぐ終わるから待ってて。

はぁい!

僕とお姉ちゃんが戻る頃にはご飯が並んでいた

やったぁぁぁ!

(元気,,,)

コレ僕の好きなものじゃん!!

そう。テーブルには僕の好物, カレー,からあげ,ハンバーグのセットが 並んでいた

喜んでもらって嬉しいわ。

よかったな。陽。

うん!!

いっただっきまーすっ!

いただきます。

いただきます!

いただきます

温かいご飯だ。

僕はご飯にがっついた。

いつもの百倍は美味しかった。

美味しいぃ〜!!

よかったわね

がっついて食べたため,すぐに食べ終わった

ごっちそうさま〜!

みんな食べ終わった

食器を片付けた後,ケーキを食べた

僕が好きなチョコレートケーキ

ん,美味しい!

ケーキを食べている間にお父さんがきれいな袋で包んだものを持ってきた

陽,開けてみぃ

今年のプレゼントだ

ホント!?

ウキウキしながらきれいに包んであった袋をぐちゃぐちゃに開けた

(袋ぐらい丁寧に開けなよ...)

うわぁ!

今年のプレゼントは

ライダー仮面の変身セットだぁ!

震えあがるぐらいに興奮した

やったぁぁぁぁ!

お姉ちゃんは「これだから男の子は...」と

今年のライダーの変身はカードごとに変身が異なるものだ

その変身,ひとつ1つがカッコいいとおもちゃ屋でも売り切れ続出となる

僕もずっとねだっていた

着けてみ

うん!!

早速装着してカードをセットしようとした

が...

あれ,入んない...

興奮して震えてしまったのだろうか

陽?顔赤いわよ?

いや,違う

熱が上がってしまったんだ

熱よ,陽寝なさい

誕生日に熱が出るとか最悪だ

僕はベッドに連れて行かれた

お母さん,置いていていい?

えぇ。夜中に使わないと約束するならね。

もちろん

ありがと。

ライダー仮面の変身セットを近くに置いていていいと約束して

ベッドに横たわった

ちゃんと寝て治すのよ

わかってる

おやすみなさい

おやすみ

約束なんて守れるはずがない。

夜中に使おうと目を瞑った

そのまま眠りについてしまった

ここはどこだろう。

目を開けたとき,僕は寝ていたベッドにいなかった

冷蔵庫のように暗く,静まり返ったところにいた

どこだろう

お゛母゛さ゛ん゛ん゛!

声はひどく枯れていた

あ゛れ゛?!

寝る前に貰ったライダー仮面の変身セットがない

お母さんが寝る前に置いてくれたはずだ

僕も寝る前にちゃんと確認した

ライダー仮面の変身セットが,,,!

急に白いドアが開いた

   

陽,,,,!!!

   

大丈夫?

お母さん....!

   

陽,,よかった,,,。

お母さん!僕の変身セットは?

   

ごめんね,,,また買ってあげるから,,,

どこにあるの?!

   

,,,,

僕の顔が潰れそうなくらい強く抱きしめた

やっと離した

そしてお母さんの顔を見た

あれ,,,

チャームポイントの口元のほくろがない

え,お母,,さん,,?

違う。怪人がお母さんをニセモノに変えたんだ

でも何のために?

お母さんはどこ?

疑問に思うことが出てくるばかりだ

変身セットがあればやっつけられたのに

ニセモノッッ!離れろッッ!

お前お母さんじゃないだろぉ!!

枯れた声を必死に出した

   

,,,,

けれどニセモノはなにも話さない

お母さんを返せッッ!

叫んだ

何度も,何度も

 その後ニセモノに引き取られた

最初は抵抗したが,もう抵抗なんてしない

あのサイアクを聞いてしまったから

END

一 次 創 作 短 編 集 ‪𓂃 𓈒𓏸◌‬

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