あなた
…。
嬢内 潤美
ふふふ♡
ころちゃん大好きー
ころん
僕もー♡
莉犬
な、何あれ
ころちゃんの目とうとう腐った?
あなた
莉犬くん、私ころちゃんと別れちゃったの
莉犬
え!?
あの〇〇一筋のころちゃんが!?
あなた
うん。
でも仕方ないよ
あなた
私が悪いんだもん
莉犬
うーん
それにしてもなんかおかしいよね
るぅと
それってころちゃんのことですか?
あなた
るぅとくん!
莉犬
るぅとくんもおかしいと思わない?
ころちゃんから別れを告げるのもそもそもあり得ないし
それにたとえ別れてもあんな乗り換え見たことないよ
るぅと
僕も莉犬の言う通りだと思います
〇〇ちゃんは気にしない方がいいですよ
あなた
うん…。
あなた
(二人はそう言ってたけど…)
あなた
!?ころちゃんの部屋から声が!
この声って嬢内さん?
ころちゃん私以外は部屋に入れないのに…。
「家はお隣同士」
あなた
ころちゃんの部屋カーテンは閉まってるけど窓開いてる…。
あなた
もう、彼女でもないし…気にすることないよね、
あなた
…。
あなた
彼女じゃないからこそ
聞いても怒られないよね?
あなた
いったい何話してるのかな?
あなた
っ…。
あなた
はぁ、はぁ、
あなた
っ…ぐすっ
あなた
う…ぅ…
あなた
こんなの私が悪いのにッ
あなた
自業自得なのにっ…ぐすっ
あなた
お願い…ころちゃん嘘だと言って…ゔ…
あなた
ごめんね…
あなた
ころちゃんっ!
ごめんね、ごめんね
私は自分の部屋で泣き続けた
明日どんな顔して学校に行けばいいんだろう…。
あなた
ねえ、ころちゃ…青木くん
ころん
何?
あなた
(冷たい…)
あなた
青木くんってさ嬢内さんと付き合ってるんだっけ?
ころん
そうだけど
君は僕の元カノらしいね
あなた
え?らしいって?
ころん
潤美から聞いたよ
あなた
(ころちゃん記憶がないの?)
あなた
(まるで私なんか知らなかったみたい…。)
嬢内 潤美
ちょっとぉ〜私の彼氏に何手出してんのぉ〜?
私のころちゃんなんだから口説かないでよね!
あなた
わ、私はただ話してただけで…
ころん
大丈夫だよ潤美
僕は潤美一筋だから
あなた
…。
嬢内 潤美
もー!公共の場でやめてよ〜!
あなた
最後に…いい?
嬢内 潤美
何よ
あなた
二人ってどこまで進展してるの?
カレカノって珍しいから気になって…はは。
嬢内 潤美
え〜ころちゃん教えてあげてぇ〜
ころん
うーん
キスはしたよ
あなた
っ…
それ以上とかは…?
ころん
昨日、お泊まりしたけど
まだしないよ
ホテル予約してるから次の休みに行くつもり
嬢内 潤美
きゃー恥ずかしい〜♡
あなた
そ、そっか
よかったね
あなた
(次の休みにって二日後…?じゃあ、もう)
ころん
あ、あとさ
僕あんまり他の子と話してると潤美が妬くから
あんま僕と関わらないでくれる?
あなた
わ、わかった
お幸せにね
ころん
言われなくてもそうするよ
あなた
…。
さとみ
なあころん
ころん
あ、さとみくんじゃん
どうしたの
僕これから潤美と帰るんだけど
さとみ
お前
それ本気で言ってんのか?
ころん
え、なに
なんで起こり気味なの?
さとみ
お前〇〇どうしたんだよ
ころん
え?あーあの子か
さとみ
あの子かって…
お前の彼女だろっ!?
ころん
違うし、
僕の彼女は潤美だけだし
さとみ
っ…
ほんと、どうしたんだよ
さとみ
お前がそう言うのなら
俺がもらうぞ
ころん
勝手にすればいいじゃん
ころん
僕にとってあの子は
幼馴染でも彼女でもない
他人だよ
さとみ
っ!
ころん
い、っ…
さとみ
お前最低すぎだろ
もういい、俺が〇〇を幸せにする
ころん
…。
ころん
痛いのは体なのに
なんで心が苦しんだろ。
あなた
やばい…委員会で遅くなっちゃった
嬢内 潤美
ねえ青咲さん
あなた
あ、嬢内さん…
嬢内 潤美
あなたころんくんの彼女だったんでしょ?
あなた
そうですが、なんですか今更
嬢内 潤美
いや、ちょっとね
嬢内 潤美
青咲さんって私のことどう思う?
あなた
え、?可愛いと思いますが…
嬢内 潤美
それは当たり前
他には?
あなた
いえ…特には…。
嬢内 潤美
ふーん
あなたって変よね
あなた
何がですか?
嬢内 潤美
あなたの彼氏私が奪ったのよ?
あなた
…そう、ですね
嬢内 潤美
なんも思わないわけ?
うざいとか最低だとか
あなた
…いえ、
あなた
だって、選んだのはころちゃんですから…。
あなた
別れてしまったのは自業自得ですし
嬢内 潤美
え、あなたなんも疑いないわけ?
あなた
え?
嬢内 潤美
いいわ、この際言ってあげる
嬢内 潤美
ころんくんのこと好きになったのは
嬢内 潤美
薬のせいよ
あなた
く、すり?
嬢内 潤美
ころんくんが家を出た時薬を入れたの
嬢内 潤美
もちろん惚れ薬をね
あなた
なんでそんなことを…
嬢内 潤美
私はころんくんが欲しかったから
あなた
え?
嬢内 潤美
私、じつはころんくんと同じ小学校にいたの
しかも初恋の相手
嬢内 潤美
でも告白する前に小6で転校しちゃって
嬢内 潤美
そして高校生になって戻ってきてみたら初恋の相手と運命の再会までしちゃって
嬢内 潤美
私たちは付き合う運命だったの…
嬢内 潤美
なのに…ころんくんにはあなたという彼女がいて、
あなた
嬢内さn…
嬢内 潤美
なんで!
あなた
っ…
嬢内 潤美
私の方が早く好きになったのに
私の方が一番ころんくんを見てきたのに
嬢内 潤美
あんたがなんでころんくんの彼女なのよ!!
あなた
…あなたはやり方が間違ってるんですよ
嬢内 潤美
は?…
あなた
たとえ好きだとしても
そんなやり方でころちゃんを手に入れてもそれは
本当の愛ではないですよ!
嬢内 潤美
うるさい…幸せなあんたに私の気持ちなんてわかるもんか!
はぁ…はぁ…
嬢内 潤美
まあいいわ、どっちにしろあなたは負け組よ
あなた
え、
嬢内 潤美
知ってる?惚れ薬って戻さないまま5日経つとそれは二度と戻ることなく
本当にその子しか愛せなくなるのよ?
あなた
五日…それって
嬢内 潤美
そう、私ところんくんが初めてをする日よ
あなた
戻す方法は…薬だけ…?
嬢内 潤美
ふっ、哀れね
嬢内 潤美
惚れ薬を治す薬は私しか持ってないんだから
あ、しかも燃やしちゃった♪
あなた
…ころちゃんはもう、戻らないってこと、、
嬢内 潤美
そうよ!
てことで私は帰るわね愛しのころちゃんが待ってるもの
この校舎には二人しかいなかったせいか
城内さんが去って行った後はやけに静かだったー。
そしてあっという間に日が経ち
例の休みの日が来てしまった…。
あなた
ん、誰からだろう…
あなた
もしもし?
さとみ
『お、〇〇か?』
あなた
さとみくん…どうしたの?
さとみ
『まさかだけど諦めたりしてないよな?』
あなた
…。
あの時嬢内さんと話していたことはみんなにだけ知らせた
あなた
もう、無理だよ
今日だもん惚れ薬の期限
さとみ
『馬鹿いってんじゃねーぞあいつらのいる場所突き止めたんだからな』
あなた
え?
さとみ
『さっき苺公園の裏に来いってLINEで送った』
さとみ
『諦めんのはそれからだろ、頑張ってこい〇〇』
あなた
さとみくん…
あなた
分かった!私行ってくる!
さとみ
『おう!』
さとみ
『好きな人には笑っていてほしいからな』ボソッ
私はとりあえず無我夢中だった、さとみくんの言葉も拾えずほどに。
あなた
えっと…確かこの公園の裏には人気が少ないところだから
見つけやすいと思うんだけど…。
あなた
あ、
ころん
、君って…
嬢内 潤美
は?なんであなたがいるの?
あなた
わ、私はころちゃんを返してもらいに来ました!
嬢内 潤美
ぷっ
あなた前言ったでしょ?
今日が期限だって
ここで油売ってるほど私たち暇じゃないんだから
嬢内 潤美
ホテルも後30分で行かないといけないし
あなた
じゃあその30分を私にください!
嬢内 潤美
はぁ?
ころん
別にいいでしょ
急がなくても僕は離れないよ
嬢内 潤美
ころちゃんがそう言うなら…
ころん
それで何か用?
さとみくんに来いって言われたんだけど
あなた
ころちゃん…
あなた
ごめんなさいっ!!
嬢内 潤美
は?
ころん
え?
あなた
惚れ薬がかかっていて分からないかもしれないけど
今しか言えないと思うの!
あなた
ごめんなさい!
あなた
私…ころちゃんにきついことばっか言って
あなた
ころちゃんのことも知らずに
あなた
私…ぐすっ
あなた
でも、今はころちゃんのことを思ってくれてる人がいてくれて私嬉しいよ
あなた
嬢内さん
あなた
私の代わりにころちゃんを愛してあげてくださいね
あなた
それじゃあ…最後に
あなた
ころちゃん…大好きっ
あなた
でした…。
ころん
っ…
嬢内 潤美
なっ!
あなた
ころちゃん…バイバイ
ころん
…。
嬢内 潤美
全くなんだったのよ
ころちゃん行くよ!
ころん
あのさ
気安くころちゃんって呼ばないでくれる?
あなた
っごめんなさい青木く…
ころん
嬢内さん
嬢内 潤美
え…
あなた
え?
ころん
それに〇〇はなんでどっか行こうとするの
あなた
え、あ、はいごめんなさい
嬢内 潤美
な、なんで…
嬢内 潤美
ころちゃん…?私のこと好きでしょ?
なんでこんなイタズラ…
ころん
は?
ころん
僕の好きな人はただ一人だけ
ころん
いや、
ころん
〇〇だけだから
あなた
っ…ころちゃ…記憶が…
嬢内 潤美
なっ何言って!
ころん
それ全くもってこっちのセリフ
君が僕の彼女なわけないじゃん
ころん
しかも惚れ薬とかくだらないのまで
嬢内 潤美
っ…だって
あなた
こ、ころちゃん…落ち着いて
あなた
嬢内さん
嬢内 潤美
何よ殴るつもり?
いいわよ勝手にすれば?
あなた
殴らないよ
嬢内 潤美
は?あんたほんとばk…
あなた
ごめんね
嬢内 潤美
え…、
あなた
前、嬢内さんが私の気持ちなんて分からないでしょ!って言ってたよね?
あなた
私、分かる気がするんだ
あなた
私がそばにいるはずなのになんで他の子なのって、
あなた
私もこの件で分かっちゃった
あなた
お揃いだね
あなた
だからさまた苦しくなったら私に言って?
あなた
だって、苦しい同士
あなた
ううん
あなた
友達だから
嬢内 潤美
っ…
嬢内 潤美
ほんとあんたってバッカみたい
私帰る
あなた
あ、
ころん
〇〇って可愛いよね
あなた
へぁ!?//
あなた
な、何急に
ころん
だってさ外見もそうだけど
料理上手だし面倒見いいし頑張り屋さんだし自分より他の子優先するし
少し抜けているところもあるけど人のために動いたり
ころん
〇〇ってめちゃくちゃ可愛い僕の自慢の彼女なんだなって思って
あなた
…
あなた
ポロポロ
ころん
!?
ころん
え!?僕また〇〇の気に触ること言った!?
あなた
違うのっぐす
私本当に幸せなんだなって思ってぐすっ
ころん
…何言ってんの
ころん
そんなのこれから〇〇のこと幸せにするのに
こんなんで泣いてたらこの先生きていけないよ?
あなた
ころちゃ…
ころん
僕はずっと〇〇が好きだから
あなた
っ…
あなた
私もっ