コメント
5件
展開神ってます😺
めっちゃだいすきです
最高すぎる👍 天才すぎて困っちゃう(´・-・`)
特に話題もなく。
互いに喋る事なく黙々と作業を続ける。
痛々しく何枚も貼られた絆創膏の上に 更に小さな傷を少々残しながらも、
それでも黄に問い掛ける事も出来ず なんとか一人で仕上げていく。
おそらく狂いかけている気を なんとか正常に戻しつつ、()
多分これ以上ない 地獄な空気に苛まれながら、 震える右手で布に針を刺した。
漸く一枚目が完成に近付いてきた。
こんだけやってんのに まだここなの多分バク。
俺の事が嫌いなヤツと2人きり、
それに加えやったことも無い 裁縫を不器用ながら一人で仕上げる。
そろそろ泣きそうになってきた。
ふざけんな金は返せよ。(
とうとう怒りで爆発しそうな感情を
ドスドスと大きめな足音に 乗せて発散する。
.. まともに発散なんて出来ていないが。
最低限な願いを込めて教室へ戻る。
中を覗くと、
何を考えているのか分かり兼ねた 表情をした黄が、
エプロンになる予定の布を 膝にかけたまま、
ぼうっと、 何処かを見ている。
黄には聞こえない事をいい事に、
つい本音を小声でボヤいてしまった。
黄昏にてらされた横顔が、 黄色い髪に妙な程マッチしていて。
透き通った瞳には、 キラキラと輝く夕日がそのまま 映されている。
気になってしまった。
普段は桃を溺愛して 綻んだ顔のままキザにも思える 発言ばかりで
俺の前では徐ろに顔を歪ませ 毒をつく。
そんな黄が、
なんとも言えない。 名前のつかない様な表情のまま。
冷たく冷えたペットボトルの結露が、 雫になって床に落ちた。
考え込んでいる表情は無くなる事なく。
そのままこちらに顔を向けた。
初めてかもしれない。 こんな、嫌味もなく普通に喋るのは。
「 表情をしてたのは、 初めて見たから。 」
意味も無く、口を噤んだ。
再度チクチクと布に針を刺し始めた黄の 横顔を見ながら、
応えを乞う様に返事を待つ。
いつしか聞いた事のある 言葉に呆気にとられながらも
黄の話す言葉にはきちんと 耳を傾けている自分がいる。
桃の事になると必死になる黄達には 引き気味は部分はあったが、
多分、自分も大概だ。
思わず落としそうになった 2つのペットボトルを持ち直す。
分からない。
全部、分からない。
漸く完成した一枚のエプロンを 綺麗に畳み、机に置く。
こんがらがる頭でやっと出た答えは ’ その場しのぎで言い逃れる ’ だった。
黄の座っている席に近付き、
机に黄の所望したお茶を置く。
その場しのぎもいい所。
あんなメッセージ、 含みを帯びている事なんざ
黄にも分かるだろう。
.. 案の定、か。
机に置いたお茶から手を離、 そうとした時。
黄に腕を引っ張られ、 又お茶に_、いや
そんなもの通り越して、 黄の肩、よりも奧へと到達する。
大分近くなった黄の顔が より一層鮮明にこの目に映る。
♥ : 2,000~
今回めちゃ長め❕ 切りどころ分かんなかった‼️
こういう展開が大好きなのだ。 みんな着いてこれてるかな😖
めちゃめちゃ急展開〜❕🥲