※これは前編の続きです。
あや
はる!
はる
あや!
あや
やっと会えた…ハァ…
はる
会いたかった…
2人は泣きながら抱き合った 泣きながら嬉しくて 少しの笑みがこぼれる
あや
うちも会いたかったよ…
あや
はる…
あや
ごめんね…
はる
あや…
はる
うちもごめんね…
あや
うちね、
あや
もう1つ謝らなきゃいけないことがあるんだ
はる
なに?
あや
じつはうちね、
あや
好きな人がいるんだ…笑
あや
でもずっとはるに言えずにいた
あや
ごめんね
はる
そんなの…
はる
許すに決まってるじゃん…笑
はる
てか、誰なの?笑
あや
知りたい?
はる
うん
あや
あや
はるだよ
あや
はる
あや
わたしはキミが大好きです
想いを声に出して その恥ずかしさに思わず 笑ってしまうあや
あや
友達になったときからずっと
あや
はるがかわいくて
あや
しかたなくて
あや
気付いたら恋してたんだ
あや
自分でも変だと思ってた
あや
女の子に恋するなんて。
あや
でも頭からはるが消えなくて
あや
はるがまさとを好きになっときも
あや
惚気話をするときも
あや
ずっと胸が痛くて苦しかった
あや
はるが好きだったから。
あや
でもはるが好きだからこそ
あや
はるに幸せでいて欲しくて
あや
まさととの恋を応援したんだ
あや
急にこんなこと言ったら
あや
引くよね…
あや
ごめん
はるは驚きのあまり 声を失っていた
はる
はる
そっか…
はる
そうだったんだ…
はる
全然気づかなかった…
はる
ごめんね、あやの気持ちに気づけなくて
はる
ごめんね、苦しい思いさせて
はる
そんなにうちのこと好きだったなんて…
はる
全然引かないよ?
あや
ほんと?
はる
うん
はる
うちもあやが好き
はる
大好き
はる
大好きなんだ
予想外の展開に ふたりとも 大粒の涙が溢れた
あや
受け入れてくれて嬉しい…
あや
まさか受け入れてくれるなんて思ってなかったから…
はる
ずっとあやと一緒だよ
はる
2人ならどこへでも行ける
はる
2人ならなんでもできる
はる
2人なら
はる
うちらなら
あや
うちらなら
2人で泣いて笑って 一緒に走ろう どこまでもどこまでも
(おしまい)
みんな恋してる
それぞれの違う恋をね
恋にはいろんな形があって
同じ性別の子に
恋することだってある
それを聞いて
変だって馬鹿にする人もいる
でもそんなことない
気にせずに突き進めばいい
それでも落ち込んでしまう
そんなときもある
そんなときは思い出して
どの恋も立派な愛でできてる。
愛に間違いなんて無くて
あなたの心の思うそれが愛。
誰も口だしできない。
だから心の声に従って
恋を
愛を
今を
たのしんで