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能力者グループSnowMan

第6話 - 第5話

2025年01月18日

#SnowMan

#SnowMan妄想物語

名無しさん

渡辺翔太

…康二大丈夫かな...

深澤辰哉

...それを確かめに行くんだろ...？

渡辺翔太

...そうだけど...

深澤辰哉

...まぁ無事...とは言えない状況だよなぁ康二は。

佐久間に襲われて入院する事1ヶ月という時間が経ってしまった...

その間グループのことや仕事のことは照と涼太と阿部ちゃんに任せきり...

..相変らす佐久間、めめ、ラウールは襲ってきてるし3人以外にも奴らと繋がってる組織の奴らや化け物たちと戦ってくれている...

これ以上3人だけに負担をかけるのは申し訳ない...

そして今、1番心配なのは康二だ。

康二は人懐っこくてグループ中だと弟気質で可愛いやつだ。ペタペタしてくるのちょっとウザイって感じることもあるけど俺は好きだし。佐久間の次にうるさくて明るくて笑わせてくれる康二...

...けど今の康二はそんな面影なんて一切ない。全くの別人になってる...

精神科にお世話になってる康二の様子を見に来てはいたけど目は虚ろで話しかけたらすぐに過呼吸を起こしてしまう...

そんな康二に闇に支配されてる3人... SnowManはどうなってしまうんだ...

深澤辰哉

なべ〜顔、怖ぇぞ？わら

渡辺翔太

...え？ああ...ごめん...

考え事をしながら歩いているといつの間にか康二の病室の前へと着いていて隣を歩いていたふっかさんが俺の顔を覗き込んできた。

深澤辰哉

そんな顔で康二と会うつもりか？

渡辺翔太

...いや...

康二は今は絶望している。そんな康二の前で暗い顔なんてしてたら康二は更に不安になってしまう...

深澤辰哉

けどちゃんと分かってるつもりだから。翔太の気持ちは。

深澤辰哉

このままじゃ行けないとは言ったけどあんな巨大闇と戦うんだから。俺だって怖ぇよ。

照たちから闇のことや佐久間たちが人々を襲っているって聞いた時に真っ先に闇と戦うと覚悟を決めていたふっかさん。

...けどやっぱり怖かったのか...。あまりに真剣な顔だったから分からなかった...

深澤辰哉

このまま奴らの好きにやらせる訳には行かないっしょ？

渡辺翔太

...ああ。もちろんだ...！

...ほんとにふっかさんって読めないよな...笑

深澤辰哉

行くぞ。

渡辺翔太

ああ。

深澤辰哉

康二？入るぞ？

ふっかさんと会話を終えて康二の病室の扉を開いた。

けど...

深澤辰哉

...え？康二!?

渡辺翔太

...どこいったんだアイツ...!?

病室に居るはずの康二の姿がなかった...。

どこいったんだ？ 1人で動けるような状態じゃないって言われてたはずなのに...！

深澤辰哉

あの！向井はどこに？

医師

え？向井さんなら先程目黒さんとラウールさんがいらして3人でどこかへ向かわれましたよ？

渡辺翔太

...はっ？目黒とラウールが!?

医師

...はい。
どうされました？

深澤辰哉

いえ、なんでもありません💦
ありがとうございます。

近くにいた先生からありえないことを聞いて思わず声を上げてしまった...

けどめめとラウールは今闇に支配されて...

深澤辰哉

とにかく近くを探すぞ！なべ病院の中を頼む！俺は外見てくる！

渡辺翔太

分かった！

深澤辰哉

照達にもメールしとくわ！

パニックになってる俺とは対照的に冷静に対応しているふっかさん。

さすが最年長だ。

渡辺翔太

(...嫌な予感がする...。康二までってことは無いよな...)

俺は急いで...走るのはさすがに病院内だから止めて急ぎ足で康二を探しに向かった。

深澤と渡辺が来る少し前...

向井康二

...俺は...どうしたらええんや...

ラウールが行方不明になってさっくんとめめが闇に支配されたって聞いて俺の心はもう限界やった...

しかもふっかさんとしょっぴーが入院するほどの怪我を負って阿部ちゃんと舘さんも怪我を負って...

しかも4人を襲ったのがまさかのさっくんとめめで...

なんとか心を落ち着かせようとしたけど...やっぱり無理や...

SnowManが壊れていく... これ以上見ていられへん...

そうマイナスなことを考えてしまっているとどんどんどんどん自分を失って行った...

ちゃんとせなと思っても身体が...頭が動いてくれへん...

ラウール

康二くん？大丈夫？

向井康二

...え？

目黒蓮

無事って状況じゃないよな...

向井康二

...な、なんで2人が...!?

病室のベッドの上でボケっと座っとった俺の前に闇に支配されたはずのめめとラウールが入ってきた...

...まさか2人とも闇を抜け出したん!? いや、けどだとしたらみんなが助けたんかな... じゃ、さっくんは...

ラウール

どうしたの？俺たちの事忘れちゃった？笑

目黒蓮

ははは笑
康二らしい笑

向井康二

止めてくれや！
今まで何しとったんや！

目黒蓮

ごめんて！笑

ラウール

ねぇちょっと出かけようよ！

向井康二

...でも俺は...

ラウール

すぐに帰ってくれば大丈夫でしょ！

目黒蓮

康二ずっと病室にいたんだから外の空気吸った方がいいよ。

向井康二

分かった！行こうか！

医師の許可を貰って俺はめめとラウールと一緒に外に出た。

...けどもっとちゃんと2人の事を見ておくんやったな...。

向井康二

どこまで行くん？...それにこのどこや...

めめとラウールについて行いくとめっちゃ怪しい暗い場所に着いた...

...なんでこんなところに2人が...

向井康二

...めめ？ラウール？

...そして着いてから何も話さずに居るめめとラウール...

...まさかやっぱり2人はまだ闇に...？ってことは俺は騙された...

バルデス

...気が付いたか。自分が騙された事に。

向井康二

...誰！？

気配は全然しなかったのにいつの間にか俺も目の前に怪しい男が...

...そして周りには組織の部下らしき男が多数...

そしていつの間にかめめとラウールの姿はいなくなっていた...

向井康二

...な、なんで俺を...

バルデス

...そろそろ頃合だろう。

向井康二

...何が？

バルデス

...心だ。絶望の力が大きくなった。

向井康二

...そ、そんなの...

バルデス

...ない...か？

向井康二

...え？

その男に見つめられとると何故か身動きが取れなくなって震えも止まらない...

...なんやコイツ...今まで戦ってきた奴らとは全然違う...

...俺1人じゃ戦えない...

バルデス

...お前が好きなメンバーは3人闇に落ち、しかも同じメンバーを攻撃した。

バルデス

...そして我々に勝てると思っているのか？貴様たち人間が闇に。

向井康二

……………………っ

まともに聞いちゃアカン事は分かっとるのに... アイツから目を反らせへん...

...次第に何も見えなくなって何もかも真っ暗になって行った...

バルデス

...安心しろ。命は取らぬ。...貴様は我々の為に力を使え。

薄れる意識の中男が言った言葉が俺の頭に響いていた...

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