主
(こんな時間に誰だろう?)

アモン
こんばんはっす。主様。入っていいっすか?

主
いいよ。

主
(どうやらアモンが来たみたいだけど、こんな時間にどうしたんだろ?)

アモン
主様。今夜は満月っすよ。一緒にお月見でもしないっすか?

主
いいね👍したい(*´ω`*)

アモン
よかったっす。遅い時間だったっすから、てっきり、もう寝るかと思ってたんで、断られるかなって。

主
全然。だって私、夜型だもん。

アモン
そうだったすね。主様はいつも頑張られていてえらいっすね。俺なんてしょっちゅうハウレスさんから逃げて…。いや、なんでもないっす。今のは忘れてくださいっす。

主
ふふっ。

アモン
あ、主様?ほんと、忘れていいっすからね?

主
大丈夫だよ。今の話は聞かなかったことにするから。というか。誰にも言わないよ?2人だけの秘密。

アモン
2人だけの…。主様は、ほんとそうやって男をたぶらかすのがうまいっすね。俺、マジになっちゃうっすよ?

主
たぶらかすなんて失礼な!!

アモン
すんません。言葉が悪かったっすね。だけど、俺だって執事である前に、男っすからね。そんなこと大切な主様から言われたら、その気にしちゃうっすよ。

主
アモン////

アモン
主様は、照れた顔も可愛っすね。

主
かっ、からかわないでよ////

主
それよりお月見するんでしょ?

アモン
おっと、そうでしたっす。では、主様こちらへどうぞっす。ご案内するっす。

アモン
どうすか。今は秋なんで菊やコスモスなんかが見頃っすよ。ちなみに秋の七草って東の大地では有名で、春の七草は七草粥として食べるものっすけど、秋の七草は観賞用っすね。秋の七草の種類にはハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウがあるっすよ。そうだ。今度、屋敷の付近にもあるんで、明るい時にでも散歩がてら一緒に探しに行かないっすか?きっと、秋を感じられて癒されるっすよ。

主
うん。行きたい。

アモン
なら、その時は2人きりで行きましょうっす。

主
え?

アモン
なんて、冗談っすよ。ドキドキしたっすか?俺の可愛い主様。

主
//////

アモン
ほんと、真っ赤なりんごみたいな顔して照れてる主様は可愛いくて、こんな主様の姿、俺以外の誰にも見せたくないっすね。

主
ア…アモンだけだよ。

アモン
//////

アモン
それは、反則っす/////

主
アモンも照れた顔、真っ赤なりんごみたい。

アモン
そうやって笑ってられるのも今のうちっすよ。

そういうとアモンは主の右腕に自分の右手をやり、自分へ引き寄せ、主の腰に自分の左手を回すと、右手で主の顎をクイッと上へ向かせ自分へと主の顔を向ける。
主
ア、アモン////
急にどしたの?!

びっくりして、身動き出来ない中、声だけをなんとか絞り出す主にアモンは
アモン
主様。いや、〇〇さん(主の名)。さっき言ったっすよね?笑っていられるのも今のうちだって。俺、〇〇さんと出会ってから今までずっと我慢してたっす。ようやく、2人きりになれたんすよ。こんなチャンスみすみす逃すようなこと…俺はできないっす。いや、したくないんすよ。

主
アモン…。

アモン
嫌だったら本気で拒絶しないと俺、こっから先しちゃうっすよ?

主
アモン。少し待って。

アモン
やっぱり、俺なんかじゃ嫌っすか?

主
そうじゃなくて、アモンの気持ちは嬉しくて。でも、ちゃんとまだはっきり、私、言われてない。

アモン
えーと。何をすっか?俺の気持ちはさっき伝えた通りっすよ?

主
そうなんだけど、そうじゃなくて。

主
だから、好きって言われてない/////

というのに対し、アモンが納得したように不敵な笑みを浮かべ
アモン
そうだったんすね。〇〇さんは好きって言葉にして欲しかったんすね。
回りくどい言い方してごめんなさいっす。改めて…

アモン
〇〇さん好きっすよ。

主
私もだよ。アモン。

アモン
(ようやく、この気持ちを打ち明けられたっす。しかも、〇〇さんも同じ気持ちとか嬉しすぎてどうにかなりそうっす。)

主
(アモンも私と同じ気持ちだったなんて、ただ、悪魔執事の主ってだけで慕ってくれてるぐらいにしか思って無かったから、嬉しいな。)

主
ん…クチュ…んむっ

アモン
クチュ...ぺろ…

アモン
やっぱり、〇〇さんは誰よりも可愛くて綺麗っす。

アモン
好きっすよ。

主
私もアモン好き。大好き。

アモン
嬉しいっす。〇〇さんが嫌じゃないなら、キスの先もしていいっすか?

主
うん。でも…。

アモン
でも?

主
お月見は?

アモン
そ…そうでしたっすね。お月見に誘ったのに、お月見しないで〇〇さんに手を出して…。これじゃ、俺盛りのついた犬じゃないっすか////
ごめんなさいっす。この続きは後でしましょうす。今は、お月見しましょうす。

主
うん。

そして、アモンにお酒を準備してもらい、2人きりで月見酒をしながら、気持ちが重なった夜であった。